そろそろ雪が解け、春の訪れが感じられるようになってきた3月の終わり。飯綱町民の家にあるストックのりんごはというと…こんな感じになっています。一般家庭ではそろそろ保存の限界が近づいてきました。傷んできたり、皮がしわしわになってきたり。そんなふうになってしまったりんごは、先輩ママから教わったりんごケーキにしておいしくいただきましょう。
〈材料〉
卵 3個
バター 100g
菜種油 100g※バターと菜種油は合計200gであればどちらが多くても可
砂糖 140g
牛乳 50cc
小麦粉(信州産地粉)270g
ベーキングパウダー 小さじ1と1/2
りんご 5個ぐらい
シナモンパウダー 適量
〈つくり方〉
① 卵、バター、菜種油、砂糖をボールに入れて混ぜる
② ①に小麦粉とベーキングパウダーを入れて混ぜる
③ さらに牛乳を加えて混ぜ生地の固さを調節する。しゃばしゃばにならないように注意
④ ③にりんごを入れてサクッと混ぜる
⑤ ④を天板に広げてシナモンをかけたら180度のオーブンで35分焼く
⑥出来上がり!
焼きたては、りんごはトロトロで生地はホロホロととろける食感。バニラアイスを添えていただくのがおすすめ。冷めてからは生地が落ち着いて、しっとりとしたケーキになります。
さてと、りんごケーキを食べながら新聞を広げると、飯綱町のPRキャラクター、我らが“みつどん”の話題が取り上げられているではありませんか。
「リンゴ頭の飯綱町キャラクター みつどん♡海を越えて」という記事が掲載されたのは、2024年3月16日の信濃毎日新聞です。なんと、みつどんがイギリス在住の女性から熱烈に愛されているというのです。彼女のインスタグラムを、飯綱町地域おこし協力隊の石川真結さんが見つけて親交を深めているとのこと。
この報にすぐさま盛り上がったのは、みつどんファンクラブ(非公式)の面々。
「凄い凄い!!みつどんの可愛らしさは世界共通なんだね」
「みつどん世界中で有名になっちゃうかも☆彡」
「すごいねー海外進出したいね」
とグループLINEは大興奮です。
そんなみつどんファンクラブの活動は、みつどんの可愛さを愛でるだけから新たな動きが起きています。
夏祭りで石川さんがかぶっていたみつどん帽子は、なんと石川さんが手作りしたものなのですが、あまりに可愛いと注目され、飯綱町の保育園児たちが「りんごのみつどん」(※)を踊るときかぶってもらえるように企てられているそうです。
「♬あたまデカデカ たんそくモタモタ それがどうした ぼくみつどん♪ みつどんの愛らしさが海外の方にも通じて嬉しい!蜜がたっぷりお顔の黄色い星は、人気者のスターの証☆これからも飯綱町のすばらしさを皆んなに伝えていってね♪みつどんファンクラブがついているよ〜!」と熱いエールを送ってくれたのはファンクラブの湯出川奈津子さん。
ボケた(北信の方言で新鮮さがなくなって実がやわらかくなったこと)りんごも無駄にせずケーキやジャムなどに加工して楽しみ、りんごのキャラクター「みつどん」をこよなく愛してしまう飯綱町民。もうすぐ春がやってきますが、飯綱町民にとっては、毎日がりんごの季節です。