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地域おこし協力隊アイデアソン@ZQを開催

「アイデアソン」という言葉をご存知ですか?

これは、「アイデア」と「マラソン」を組み合わせた造語。企業や自治体で、新しいアイデアを出すために行われる手法です。いろいろな経歴を持つ人が集まって、ひとつのテーマについてディスカッションを行い、案を出し合い、ブラッシュアップしていきます。

2019 年 2 月 12 日、飯綱町のコミュニティスペースZQにて、初めてのアイデアソンが開催されました。このイベントの企画および進行役は、地域 おこし協力隊の福田さんと眞鍋さん。第1回のテーマは、「農家さんの年収を引き上げるには」です。

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農家は、天候など自然の影響に左右されるリスクがあるほか、設備投資や経費なども、ときに多額になります。なかには、農家という自分の仕事に誇りを持っているのに、「儲からないから、子どもに継げという気はない」と言う人も。

収入だけが全てではありませんが、きちんと稼げる仕事かどうかは自分の将来を決める大きな要素であることは確か。“キツくて儲からない”というマイナスイメージから、“自然の中で家族との時間を持つことができ、かつ収入も申し分ない”というプラスイメージへ変換することができれば、後継者に困ることもなく、新規就農する人が増えるのではないか ......というのが、今回のテーマです。

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SNS を通じての告知だったにもかかわらず、総勢 15 人の農家さん/非農家さんが集まりま した。一言で農家さんといっても、U ターンして家業を継いだ人、移住して新規就農した人、りんご専門の農家さん、野菜農家さんなど、バックグラウンドはそれぞれ異なります。 非農家さんは、役場職員や農産物直売所スタッフ、地元企業の会社員、飲食店経営者、町⺠ライターなど、多様な職業の方々です。

アイデアソンを行うにあたり、ひとつだけルールがあります。それは、「他人の意見を否定しないこと」。自分の意見とは違っても、尊重して傾聴し、同意しなくてもいいので「そういう意見もあるんだね」ということを受け入れることが大切です。

こうして、2 つのグループに分かれてディスカッションを開始。初めてのアイデアソンのため、最初はポツポツと、現在の飯綱町の農業の課題を挙げることから始まりました。

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グループ 1 では、直売をベースにしたアイデアを展開。現在、旬野菜の詰め合わせを宅配便 で直売している参加者によると、一般の流通ルートに出荷するのに比べて、ものすごく手間がかかるそう。出荷量を増やすのは大変だとしたら、詰め合わせの単価を上げてはどうか、ということになり、意見を出し合いました。

・野菜のみの詰め合わせに加え、野菜と季節の果物をセットも販売する。

・販売する野菜を使った、町の飲食店おすすめのレシピを入れる。

・おしゃれなギフトボックスにして、お中元などの贈答用に対応する。

・飯綱町特産の信濃地鶏も入れて、バーベキュー特選セットを販売する。

こうした付加価値をつける方法に加え、ハネ出しと呼ばれる規格外のりんごを加工用として全国に販売したり、剪定したりんごの木を燻製用チップに加工したり、りんごの木でできた判子のオーダーメイド通販などによりプラスアルファの収入にする、ということにまとまりました。

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グループ 2 からは、農業からエンターテインメントを生み出そうという意見が生まれました。 ふだん土や樹木などの自然物に触れる機会のない人にとって、飯綱町はエキサイティングな体験ができる場所。この条件を生かしたプランを考えていきました。

・観光バスを呼び、いろいろな種類のりんごを収穫してその場で食べるなど、汗を流して農業体験をしてもらう「飯綱町まるっとツアー」を開催。

・農家さんの家にホームステイしたり、空いているペンションを 1 棟貸しに利用したりして、新しいビジネスに。

・町の会社員の人たちに「会社を辞めて就農して」というのは無理な話なので、複数で借 りてシフト制で管理する畑を作る。副収入も得られて荒廃地対策にもなる。

・よく見ると相当かわいい飯綱町ゆるキャラ「みつどん」のインスタや Youtube アカウン トをつくり、飯綱町の魅力を発信するインスタグラマー/Youtuber になってもらって町の ブランド力を上げる。

・農閑期である冬の仕事として養蜂を行い、飯綱町産はちみつやローヤルゼリーを売り出す。

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さまざまな視点の人のアイデアが出されると、そこからさらにアイデアが膨らんでいき、大いに盛り上がりました。また、イベント終了後も自己紹介や情報交換の場となっていました。

2 時間の間に、たくさんのアイデアが生まれた今回のアイデアソンイベント。けれど、アイデアソンはあくまで「アイデア」であり、土を耕すことに過ぎません。そこに種を植え、芽が出るように育てていくのかは、自分自身にかかっています。アイデアを現実にどう生かしてい くのか行動が伴ってこそ、アイデアソンに意味があるのです。

例えば、「家があり、野菜は自分の畑で作っているとしたら、どれくらいの年収が必要なのだろうか?」と自分や将来の子どもたちの暮らしについて具体的に考えてみることも、今回のテーマの意義といえるでしょう。それがスタートラインとなり、自分の進みたい方向が見えてくるかもしれません。

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ここで生まれたアイデアの卵を持ち帰り、どのように育てていくのか。ここで出会った人とのつながりを、自分の今後にどのように生かしていくのか。飯綱町 のアイデアソンは、そんな場になるかもしれません。

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