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いいづな事業チャレンジ2021-2022 ―本番発表―

 

飯綱町の課題×自分の問題意識で新しい“しごと”を創るため、自ら学び・考えながら、自分のやりたい事業について発表し、実行していく人々をサポ―トしていく「いいづな事業チャレンジ」。今年で開催5回目となった発表会が2/5(日)に飯綱町役場にて行われました!今年は、コロナウイルスの影響もあり、YouTubeでの配信でたくさんの方にご覧いただくことが出来ました。

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今回は事業計画ゼミを経て応募された方の中で選考された5名の方が発表。

 

 

司会は、第3回の事業チャレンジでも登壇した藤原さんと、ジャパンチャレンジャープロジェクトの仲木さんです。

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司会は初めての挑戦という藤原さんも、チャレンジャーの方々と同じく緊張した面持ちでした。

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さて、チャレンジャーの発表が始まります!

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前半のプレゼンターは

■飯綱町の風景の中で、土からつくる陶芸教室を行いたい

『土からつくる極上の体験』冨高俊一さん

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審査員の方からのコメントでは、価格の話や、ふるさと納税にするならもう少しSDGsを配慮するポイントがあるといいかも、と愛のあるコメントがされました。

飯綱町の何気ない風景や寒暑の中で作陶することが極上の体験になるという冨高さん。町のために移住してきた陶芸家の目線で感じた価値観をビジネスに、と今後の期待が寄せられました。

 

■子供たちに、もっと飯綱の環境で体験をし、生きる力を身に着けてほしい

『あつまれ!いいづなの森!』佐村敦さん

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審査員の方から、ビジネス性や規模感のお話を頂きました。より精密な計画を立てた上で行政を巻き込んで町として大きなビジネスにするとよい。外部からの目線で感じた町の自然の中で子どもたちが様々な体験することはすごく意味のあることだと、共感頂きました。ゲームの中でできる体験をそのままできるようにするのも面白い、といったアイディアも!町の放課後が魅力的になるとよいですね

 

■りんごの残りかすを使ったりんごレザーをつくりたい

『人々を”豊かにする”「信州りんごレザー」という選択』伊藤優里さん

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発表後には実際にりんごレザーで作ったバックを見せていただきました。この環境にいいレザーをいろんな方とコラボレーションして、より多くの人に使ってもらえる方法を考えたらいいのではないか、りんご以外では出来ないのか?や配合率や消費エネルギーについての質問など、強い期待が込められたやりとりがなされました。日本初のりんごレザーが飯綱町のりんごからできるなんて素敵ですよね。

 

前半の3人の発表が終わった後は、昨年度の発表者の今の発表がありました。今年一年、どんな活動をしてきたのか、楽しそうな表情での発表です。

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『あの山、この山、プロジェクト』荒木淳也さん

法人設立し、アウトドアイベントで交流や、地主さんからの山の預かり、キャンパーさんから興味を頂いた一年だったそうです。

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『家族経営ワイナリーの設立』~飯綱をワインの町に~ 玉井勝浩さん

畑が倍、インスタグラムのフォロワーが10倍になったそう。

来年はファンづくりや、ワインを作った後の販路を確立していきたいそうです。

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『集まれ!農業未来プロジェクト』伊藤史雄さん

りんごの畑が減らないように、利活用。雇用を増やすように増やす活動をしているそう。今年はりんごの栽培が難しい年だったようです。

これから、より大きな農場を扱っていきたいと発表していました。

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『馬に学ぶマネジメント研修』阪本チヒロさん

登記したものの、なかなか場所選びが苦戦した一年だったようです。しかし、イベントに出店。子供と馬のふれあいに手ごたえを持ったと言っていました。

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さて、後半のプレゼンに入っていきます!

■町の施設に太陽光パネルを設置、町での電気を循環させていきたい

『いいづなの子供達に残す 電気の地域循環』恩田誠さん

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電力の地産地消について、公共施設の屋根からまずやっていくことに大いに賛成、町のエネルギー計画やゼロ・カーボン計画とともに進めて欲しいという意見が出ました。また、雪の期間のことはどうなのか?という飯綱ならではの質問も出ていました。景色を害さない公共施設の屋根で発電蓄電することで、地域循環だけでなく災害時の電気スポット!ぜひ早く実現してほしいですね

 

■飯綱町がもっとシードルを作りやすい町になるために、りんごの加工をしたい

『飯綱町を日本一のシードルの町に』神藤裕太さん

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すごく夢のある計画であることや、町内に醸造所が増える可能性が見えること、醤油のようなビジネスモデルをシードルに持ち込んだことがすごい、とのコメントを頂きました。市場でのシードルの可能性なども相まってとても強い期待が寄せられた発表でした。

 

 

さあ、いよいよ結果発表の時です。

 

【グランプリ】

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神藤裕太さん

【準グランプリ】

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伊藤優里さん

 

となりました。お二人には、町長から賞状と副賞の支度金が贈られました。

 

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神藤さんのコメント

「素晴らしい発表の中で選ばれて驚いている。皆さんと連携しながら事業を進めていきたい。自分ならではの繋がりが良かったのかなと思います。」

シードルバレーのようになっていくといいですね!

 

今回の総評を審査員の山田様から頂きました。

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りんごを題材にした、飯綱町にふさわしいビジネスプランや、子供や豊かな自然をビジネスに取り入れること、太陽光発電はこれから題材になっていくことだとおっしゃっていました。

 

飯綱町町長から「持続可能な提案であり、そこを根本にビジネスを組み立てていて、とても嬉しかった」と、閉会の言葉でした。

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自分のやりたいことを、ブラッシュアップし、発表まで行うという機会が、皆さんの夢の一歩になることが出来ていたら嬉しいです。これから、今年の発表者の皆さんが、どのように町で活躍していくか、本当に楽しみにしています!!

 

なお、この発表会の模様は、Youtube動画でもご覧になれます。ぜひご覧ください!

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「いいづな事業チャレンジ2022」Youtube Live配信

 

 

過去のいいづな事業チャレンジのようすはこちら

▷第4回いいづな事業チャレンジ2021

https://iizuna.jp/fsdocs/4702.html

▷第3回いいづな事業チャレンジ2020

https://iizuna.jp/fsdocs/3295.html  (動画はこちら)

▷第2回いいづな事業チャレンジ2019

https://iizuna.jp/fsdocs/2495.html   (動画はこちら)

▷第1回いいづな事業チャレンジ2018

https://iizuna.jp/fsdocs/1735.html

■今後のいいづなフューチャースクールのお知らせ

いいづなフューチャースクールでは、今回の発表者のビジネスプランの実現に向けての相談窓口と、今後何か自分でチャレンジしたいと思っている方々に役立つようなセミナーやワークショップを、今後も企画していきます。

詳細は随時Facebookページ(https://www.facebook.com/IizunaFutureSchool/ )や、広報誌などを通じて発信していきますので、少しでもご興味がある方は、是非お越し下さい!!

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