トップライターKAORUさん飯綱町の春を美味しく楽しむ!「ノビロ編」

飯綱町の春を美味しく楽しむ!「ノビロ編」

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春です。
長い冬を終えて、やっと梅が咲いたと思ったら、スイセン、桃、菜の花、タンポポ…あっという間に花々が咲き揃いました。朝起きたら薄っすらと雪が積もっていたり、霜で真っ白だったりという日もありますが、今年は例年よりも暖かく、桜やカタクリも見ごろが早いようです。

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雪が残る4月9日の我が家の庭

足元には、オオイヌノフグリ、ハコベ、ヒメオドリコソウが芽吹いてきました。そんな可憐な花の中に、シュッと細長くて少しくるりんと丸まっている葉が見えます。ノビロです。

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土を掘ってみると、根元に小さな玉ねぎのようなふくらみが見えます。毒のあるユリなどとの見分けが不安だったら葉をちぎってみましょう。「ネギの親戚です」と主張する匂いがすれば大当たり。

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北信地方の人が言う「ノビロ」は方言で、本名は「ノビル」。ヒガンバナ科ネギ属の多年草で北海道から沖縄まで広く分布している山菜です。山菜といっても、山の奥深くではなく、その辺の空き地にポコポコ生えているのが嬉しいところ。本日は、草むしりを兼ねて、このノビロをスコップで掘りました。

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せっかく掘ったので味噌炒めにしましょう。では、ノビロをこしらえます。「こしらえる」も北信独特の言い方ではないでしょうか。一般的には、ものを作り上げることを、こしらえるといいますが、このあたりではいわゆる「下ごしらえ」を指します。(この違いを理解するまで、お姑さんとの意思疎通が難しかったなぁ)

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泥をじゃぶじゃぶ水で洗い流し、根は切って、葉先も固いので切り捨ててしまいましょう。食べて美味しいのは白い球状のところです。半分くらいにカットします。

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こしらえた状態

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鍋かフライパンにごま油をひき、ノビロ、味噌、砂糖を和えながら炒めます。2つかみ(私の手は大きめ)のノビロに、油、味噌、砂糖を大さじ2程度ずつ。実はきっかりは量っていません。どんなに適当にやっても美味しくなるのは採れたて山菜マジック。

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しんなりして味噌が全体になじんだらできあがりです。ビールや日本酒のアテによし、もちろんご飯もすすみます。そして春の芽吹きパワーがしっかりと体に取り込まれる気がします。

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ノビロの味噌炒めをたくさん作って余ったときは、ラップに包んでピンポン玉サイズに丸めて冷凍庫へしまっておくのだと、近所の方に教わりました。この、ノビロ味噌ボール、この後どんなふうに使うと思います?

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正解はこちら、おやきです。

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凍らせておくことで、おやきの皮で包むとき形成しやすくてとても便利。生活の知恵ってすばらしいですね。以上、飯綱町の美味しい春をご紹介しました。

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