トップライター三原彩音さんはじまりました!「いいづなまち花めぐり2023」カタクリ&シダレザクラを観に行ってきました

はじまりました!「いいづなまち花めぐり2023」カタクリ&シダレザクラを観に行ってきました

飯綱町もやっと春の陽気が感じられる季節となり、グレー基調の冬景色から緑基調の春景色に衣替え。ただ、そんな陽気にうつつを抜かしていると、まだまだ朝・晩の冷え込みに震えることもしばしば。飯綱町初心者の私は、「移住当初に聞いた、県内でも❝格別に❞美味しいリンゴができる理由はこの寒暖差 か~」と妙に納得したところです。そんな飯綱町では、4月上旬から5月上旬にかけて、サクラやモモ、リンゴなど、さまざまな花が代わる代わる色とりどりの顔を見せます。そして、この時期にあわせて毎年開催されているのが「いいづなまち花めぐり」。今年は、4月8日(土)にスタートし、5月14日(日)まで行われています。今回は、見頃を迎えていることを聞きつけた、「上赤塩カタクリ群生地」と「袖之山のシダレザクラ」を家族で観に行ってきましたので、レポートします。

Pカタクリ1.jpg
 
まずは、4月9日に訪れた「上赤塩カタクリ群生地」。入り口にあった案内図を確認して遊歩道を進んでいくと、群生地に到着。私の人生史上最大規模の広さに咲くカタクリの花々に、とにかく驚きました。約1万㎡の広さを誇る群生地は、地元の有志の皆さんで組織する「上赤塩カタクリを守る会」が大切に守っているそうです。遊歩道の道すがらの広場には、この「上赤塩カタクリを守る会」によってカタクリの豆知識が書かれた看板がありました。その看板の一つによると、カタクリの花は、温度や光に敏感で、夜が明け気温が上がると開花し、日が暮れたり、雨や雪が降ったりすると、たちまち花を閉ざしてしまうそう。チョウが活発に活動できる17℃以上になると、花びらを反り返らせてチョウなどの吸蜜を助けるそうです。ただ、この群生地に行くまでの道のりが少しだけわかりにくいので(初めてだとちょっと不安になるので)、チェックポイントを紹介します。散策の参考になれば幸いです。

①「花めぐり」ののぼりが目印。この道を進んでいくと・・・

P入り口.jpg
 
②案内図と仮設トイレのある駐車場に辿り着きます。この先にももう1つ駐車場があります

P案内図&仮設トイレ加工済.jpg
 
③さらに進んでいくとストックが。遊歩道は軽めのハイキングといった趣ですので、必要な方は遠慮なくお借りしましょう

Pストック.jpg
 
④遊歩道には、ロープが張られているので、ロープ伝いに進んでいくと難なく散策することができます

P子.jpg
まるで絵本のなかにいるような情景が広がる「上赤塩カタクリ群生地」。花めぐり期間中は楽しめそうです。

袖之山シダレザクラ1.jpg
 
次に、4月11日に訪れた「袖之山のシダレザクラ」。私たちが訪れたときは、8分咲きといった感じでしたが、幹囲5.1m、樹高9m、樹齢推定300年以上のシダレザクラは、長野県天然記念物に指定されているだけあって、まさに圧巻の存在感で花を咲かせていました。ずっと眺めていられる美しさです。このシダレザクラも地元の有志の皆さんで組織する保存会が世話をしています。見頃期間中の夜にはライトアップもしているそう。
また、4月15日(土)には、袖之山コミュニティセンターで1日限定の地場ものの直売所を開設します。これにあわせて、同センターに所蔵されている木造阿弥陀如来像(旧安養寺本尊)を特別公開します。同像の公開は1年に1回、この日だけ。近くの飯綱町天然記念物に指定されている巨岩「舟石」とあわせて楽しんでみては。

袖之山シダレザクラ2.jpg

「袖之山のシダレザクラ」へは、iPhoneのマップアプリで「袖之山の枝垂桜」と検索して行きました。車は、袖之山コミュニティセンター前に置くことができるので、安心です(大型不可)。トイレもあります。

◆上赤塩カタクリ群生地
 長野県上水内郡飯綱町大字赤塩312-2
◆袖之山のシダレザクラ
 長野県上水内郡飯綱町大字袖之山521-3
◆いいづなまち花めぐり2023
 【公式HP】https://www.town.iizuna.nagano.jp/docs/hanameguri2021.html

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