『日本一のりんごの町』を目指す飯綱町に、りんごの季節がやってきます。
今年は、これまで町内で開催されていた「英国りんごフェア」や「りんごスウィーツフェア」をまとめ「いいづなりんごフェア2020」として、9月5日(土)から11月30日(月)まで開催されます。
りんごを学び、りんごを体験できる企画も充実していますよ。
去年のりんごフェアの記事
リンゴのスイーツ ～飯綱町のおもてなし〜 vol.1
リンゴのスイーツ ～飯綱町のおもてなし〜 vol.2
―英国りんごフェア―
飯綱町には、英国王立園芸協会から1990年に寄贈されたイギリス原産のりんごの木があり、栽培農家も増えつつあります。ブラムリーズシードリング、メイポールなどなど、英国りんごフェアに参加しているお店では英国りんごを使ったお料理やお菓子を堪能することができます。
その中の一つ、今年7月にオープンしたばかりの「泉が丘喫茶室」※1（いいづなコネクトＥＡＳＴ/旧三水第二小学校内）が提供する「ブラムリーズのレモネード」をご紹介しましょう。
席に運ばれてきたのはたっぷり容量のジャー、底にシロップが沈んでいるのが見えます。ストローと攪拌用スプーンが付いています。まずはスプーンで底のシロップをよく混ぜます。レモンの香りがふわっと爽やか。そして一口飲んでみると、これは何？と思わせる未知の酸味！美味しい！！
なじみのあるレモンの酸味は脇役に回っていて、酸味の後からスパイスの落ち着いた刺激が心地よく漂います。甘みも十分あるけれど、何よりパンチの効いた酸味が前面に出ています。これがブラムリーズシードリングの味なのですね。
レモネード+リンゴジュース？と単純に想像していたのとは全く違う、大人の味です。
ブラムリーズは果汁を使うのではなく、そのままレモンと一緒に氷砂糖に漬けてシロップにしているそうです。「りんごの新しい可能性を味わいに来てください」と、シロップを開発した植田麻緒さん。
植田さんは今年、地域おこし協力隊として大阪からUターンしてきました。10年間夫婦でカフェを経営していた経験を生かして、泉が丘喫茶室を担当しています。リフォームから関わったという喫茶室の内装は、校舎外観からは想像できないほど落ち着いていておしゃれ。
この地の古い呼び名「泉が丘」と、アイデアが泉のように湧き出る、創造する場所になってほしいという願いを込めて付けたという店名も素敵ですね。ライスボウルやバーガーのランチ、季節のタルトやケーキが楽しめます。一番のおすすめは町内の果物を使った「焼き込みタルト」、そのとき手に入る果物でつくる一期一会のスイーツです。
泉が丘喫茶室のほかにも、英国りんごを使ったお料理やお菓子を味わえる全17店舗が英国りんごフェアに参加しています。目指せ！全店制覇！
―スタンプラリー―
りんごフェア参加店を３カ所まわってスタンプを集めるとりんご1個、または飯綱町PRキャラクター「みつどん」のグッズがもらえます。ゆるキャラ®️グランプリ2020THE FINALにもエントリー中の我らがみつどん。たくさんスタンプを集めて、みつどんグッズもたくさんもらっちゃいましょう！
注）みつどんグッズは数に限りがあります。また、内容が変更になる場合もあります。
さらに、アンケートに答えると町のおいしいプレゼントが抽選で当たるWチャンス付きです。りんご、お米、シードルなど、どれも嬉しい商品ですね。スイーツコンクール受賞作品が当たるかも。
―りんごを楽しもう！―
りんごの種類をいくつご存じですか？
10月17日、18日にいいづなアップルミュージアムで行われる「いいづなアップルデイ・55」は長野県や青森県などの国内産りんご55種類が一堂に会する大展示会。この機会にりんごを学びましょう。予約不要、参加費無料です。
アップルミュージアム内にあるi（アイ）カフェでは、お一人300円でりんごジュースの生搾り体験ができます。市販の加熱したジュースとは一味違う生搾り、しかも希少な英国りんごも味わうことができますよ。※りんごの種類は選べないことがあります。
サンクゼールでは、イベント期間中の毎週土曜日に全国のシードルシーンをつなぐ「ナガノシードルチャンネル」を配信するほか、9月13日にはブラムリーを使ったシェフの創作コース料理がいただける「ヴィニュロンたちの食卓」が提供されます（有料、要予約）。東京で開かれる「いいづなりんごスイーツコンクール」では、プロのパティシエ達がいいづなりんごを使ってお菓子を考案します。
―りんごスイーツフェア―
11月1日から30日まで行われるりんごスイーツフェアは、参加各店が中生種、晩生種のりんごを使ったスイーツを提供します。こちらも楽しみですね。
飯綱町のりんごは栽培品種がとても豊富です。町内3カ所の直売所にもさまざまな品種のりんごが並びます。りんごフェアの87日間、ぜひ飯綱町に来て生食はもちろん、りんごの加工品、品種による味や見た目の違いも気にしながら、りんごの奥深さを味わってみてください。
