トップライターおおば みわさん飯綱町のふるさと納税の返礼品は、りんごだけじゃなかった!

飯綱町のふるさと納税の返礼品は、りんごだけじゃなかった!

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突然ですが、「ふるさと納税制度」は活用されていますか? ざっくり言えば、自分の故郷や応援したい自治体に寄附をすると、住民税の控除を受けることができ、さらに自治体から返礼品がもらえるという魅力的な制度ですよね。私も毎年ふるさと納税を活用して、お肉やお魚などを楽しんでいる一人です。
ところで、飯綱町のふるさと納税にはどんな返礼品があるのでしょうか?今回は、飯綱町ふるさと納税担当の地域おこし協力隊、福士竜さんにお話をお聞きしました。

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まずは飯綱町のふるさと納税の概要をお聞きしました。
福士さん:「2018年は約5千800万円だった寄附額は2023年にはなんと12億5千万円にまで伸びました。人口の少ない飯綱町にとって大きな収入源になっています。飯綱町の返礼品は1000以上あり、多くの返礼品から選ぶことができます」

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寄附金の使い道は、「自治体にお任せ」「環境保全・社会生活基盤の充実」「産業・観光の振興」「切れ目のない子育ち・子育て支援及び学びの充実」「健康・長寿や医療の充実」などから選ぶことができます。飯綱町を活性化させたい、応援したい、という方は、飯綱町にふるさと納税をするという手もあるのですね。

福士さんに、おすすめのふるさと納税返礼品を教えていただきました。
①りんご
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飯綱町といえばやっぱり「りんご」!なんと、飯綱町の返礼品の約9割がりんごなのだとか。そして、「さまざまな種類のりんごを味わってみたい」「一度に大量に届くと食べきれないから、少しずつ長い期間楽しみたい」という方におすすめなのが、りんごの定期便だそう。定期便は、異なる種類のりんごがそれぞれの旬に合わせて届きます。3kg(10~12個程度)ずつ届く企画は、美味しいうちに食べきれると喜ばれ人気があるそうです。そして、生のりんごだけではなく、りんごジュースもおすすめと福士さん。
福士さん:「飯綱町内では約70品種のりんごが栽培されていますが、品種によって収穫時期が異なるため、新鮮なりんごを同時に食べ比べることはできません。でもジュースなら、飲み比べて品種ごとの味の違いを楽しめるんです」 
町内の廃校活用施設いいづなコネクトEASTにあるカフェ「泉が丘喫茶室」では、なんと42種類(2023年度)もの、りんごジュースを絞っているそうです!自分の好きな味を発見するのも楽しそうですね。

②そば
福士さん:「乾麺なのに、つなぎに小麦粉を使っていない十割そばが人気商品です。十割そばの乾麺の生産はとても難しいのですが、飯綱町には世界初の十割そば専門工場があります。お土産として定番人気ですが、ふるさと納税でも通年申し込みのある人気商品です」
長期保存ができるのも魅力かもしれません。

③モモ
飯綱町はりんごが有名ですが、モモも有名なんて知りませんでした!
福士さん:「りんごが目立っていますが、実は、モモも昔から栽培されている特産品です。標高約560メートルという高地で栽培されていて昼と夜の寒暖差が大きいため、糖度が高く実が締まっていて日持ちがよいと評判なんですよ」

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桃の花の観光名所にもなっている丹霞郷(たんかきょう)。
5月の花の時期にはピンク色の桃の花と残雪の山がコラボしたこんな素敵な景色が見られるのだそう!ぜひ次の夏は飯綱町のモモを食べてみたいところです!

④飯綱町ふるさと応援納税®電子クーポン
現地決済型のふるさと納税が始まっています!「飯綱町ふるさと応援納税®電子クーポン」は、スマートフォンやパソコン等から氏名、住所、クレジットカード番号などの情報登録をすることで寄附が完了。すぐに返礼品としてクーポンが発行され、地域内の加盟店で使用することができます。
福士さん:「ふるさと納税は、返礼品で選ぶことが多いですよね。そのため残念ながら、寄附をした自治体に足を運ぶ方は少ない。自治体としては、そこがもどかしい点でもあります。それが現地決済型のふるさと納税であれば、ものが売られている現地を見に来て、そこで観光をしたりして、地域にお金を落としてもらえるきっかけにできるんです。ゆくゆくは、個人農家さんの産地直売でも使えるようになって、農家さんの応援ができたらいいなと思っています」

そして、こんなちょっと変わった返礼品も・・・!
飯綱町の公式PRキャラクター「みつどん」が、特産品のりんごを北は北海道、南は沖縄まで、全国どこでも駆けつけて、直接お届けします!という返礼品があるんです。寄附金額はなんと100万円!

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みつどん、玄関に入れてないよ・・・!(笑) 

ほかには、「トレーラーハウス」なんていうのもあります!寄附額はなんと4,800万円!トレーラーハウスの製造・販売を手掛ける「株式会社カンバーランド・ジャパン」のものです。長野市の会社ですが、町内で制作しているため、返礼品になっているんですね。

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内装はこんな感じ。
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 素敵!私も欲しい!
気軽に寄附できる金額ではありませんが……(笑)

こんな高額なふるさと納税をなぜ企画したのでしょうか?
「飯綱町を知らない方に、見つけてもらうためです。ふるさと納税の返礼品を調べるときに、並び順を変えることができるんですが、日本全国のふるさと納税を金額が高い順に並べてみる方がいらっしゃるんです。そこで、おもしろいことをやっているなと、飯綱町を発見してもらえるきっかけになったらということで企画してみました。まだ寄附の申し込みはありませんが(笑)」(福士さん)

魅力的な返礼品がいっぱいの飯綱町。飯綱町が故郷であるという人はもちろん、まだ今年の寄附先を決めていない方は、飯綱町を検討してみてくださいね!

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