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042 「たのしいパソコン教室みっぷす」校長 倉石竜也さん

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遊ぶことは楽しいこと。だから、飯綱町でも
遊びながら学ぶ場づくりがしたいですね。

楽しく学べる場づくりを大切に、長野市内外でシニア向けのパソコン教室を経営している倉石竜也さん。飯綱町では、今春の「飯綱町ワークセンター」開設に先立ち、在宅ワークをめざす女性向けのパソコン講座も開講した。

大切なのは仲間づくり

 シニアを対象とするパソコン教室「みっぷす」の授業は個性的だ。先生が説明して生徒が聞く講義のスタイルとは一線を画し、生徒はテキスト(教本)を見て自学自習でパソコン操作を覚える。不明な点はインストラクターに質問。通う曜日も時間も自由で、休憩時間には全員でテーブルを囲み、会話を弾ませる。

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パソコンを教えるのは倉石さんではなく、インストラクターが担当。倉石さんは生徒に対するインストラクターの説明を聞き、初心者の目線でわかりやすい教え方をアドバイスしている。また、SNSで毎日教室の情報も発信し、楽しい教室づくりに努めている

 「ここは技術を教えるのではなく、卒業後も自分でテキストを見て調べる方法を学ぶ教室なんですよ」
 そう話す倉石さんがパソコン教室を立ち上げたのは約20年前。他県で人気の教室を視察したことがきっかけで、10年前には評判だった別の教室を参考に一新した。
 「その教室の何よりの魅力が、休憩時間を設け、生徒が楽しそうだったこと。技術習得は入口で、あとは場所を中心に自然とコミュニティーが生まれるのがよいと感じました」
 現在は長野市と小布施町で4校を展開。いずれの教室でも仲間同士がつながり、ランチ会や飲み会などの催しも開催されている。

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「休憩中に人生の先輩である生徒さんたちと話す時間が好き」と話す倉石さん。10分の休憩時間が、話が弾んで30分になってしまうことも。「皆さん、互いに共感する部分が多く、コミュニケーションを楽しんでいるようです」。年1回、全校生徒が集まり、善光寺門前の「THE FUJIYA GOHONJIN」でパーティーも開催

遊びながら学ぶ場を目指し

 そんな倉石さんが昨冬、飯綱町で開催したのが、育児中の女性に向けた在宅ワーク推進のためのパソコン講座だ。今春、町内に誕生した「飯綱町ワークセンター」に先立ったもので、ワークセンター開設の中心となった株式会社ママlifeの小山真央社長から「SNSを見て楽しそうに授業をしているから」と依頼されたことがきっかけだった。
 「飯綱町は好きでよく通っていましたし、友だちもいるので、講座でも関われてうれしかったですね」
 そして今、倉石さんが町内でめざすもののひとつが、温泉や飲食店を利用したシニア向けのスマホ講座の開講だ。現在、小布施町の温泉「あけびの湯」ですでに始めているもので、手応えを感じているという。
 「スマホは遊びの要素が大きいので、温泉のほうが気楽に受講してもらえます。やはり人は遊ぶことが楽しいので、遊びながら学ぶ場づくりが、今は一番やりたいですね」
 さらに、こうしたシニア向け講座を通し、詐欺電話の対策や災害時のSNS活用法も伝えたいと話す倉石さん。時代に応じたコミュニティーづくりや人とのつながりから、新たなビジネスが生まれている。

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教室開始当初は「初心者向け」を謳っていたが、集まるのはシニア層が多かったため、よりわかりやすいよう「シニア対象」の教室に。生徒は60〜70代が中心で、長野駅前校で100名ほど。卒業時期は自由に決められるため、長い生徒では15年通っている。

PROFILE

1968年生まれ、長野市出身・在住。長野駅前で100年以上商売をしている家系の4代目。長野駅前での学生服販売やアメカジショップ経営を経て、96年パソコン教室を開始。普段は「みっぷす長野駅前校」に常駐している。また、学生服の販売は、長野市篠ノ井で継続中。

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