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083 株式会社サンクゼール サンクチュアリ事業課 イベントプロジェクトマネージャー 軣 真央さん

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サンクゼールの存在が町にプラスになるように、
もっと地域に密着・貢献していきたい。

独自の経営スタイルや世界観に惹かれてサンクゼールに入社し、現在は本社でイベントの企画から運営まで担当するほか、サンクゼールと飯綱町のつながりを深める役割も担う軣さん。この町と会社でやりたいことは尽きないと話す。

やりがいが尽きない仕事

 自社で製造から販売まで手がけ、全国130店舗以上の直営店を構えるサンクゼール。軣さんはそんな同社の独自性に惹かれ、2013年に入社した。兵庫県や香川県の店舗で店長を務め、2014年に本店の店長に。積極的にイベントを取り入れ、会社を代表して参加した「飯綱町PRキャラクター選定委員会」では「みつどん」も考案した。
 2017年には、東京銀座の商業施設「GINZA SIX」内の店舗オープンに伴い、エリアマネージャーに就任。「飯綱の本店を銀座へ」というコンセプトのもと、本店同様、さまざまなイベントを開催し、町の商工会青年部に依頼して桃やりんごも販売した。
 現在は本店でイベント担当兼ショップやデリカテッセン、レストランなど「サンクチュアリ」とよばれる場所のさまざまなサポート業務を行うほか、会社として地域振興の役割も担っている。
 「シードルガーデンでは町の方にマルシェに出店してもらったり、牟礼駅のヤギ駅長をよんだり。仕事は大変な時もありますが、やりたいことをやらせてもらえる会社なのでとにかく楽しく、やってみたいことが尽きません。やりがいの塊です」

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秋には全国の店舗で「いいづなりんごフェア」を開催して町をPRしているサンクゼール。「GINZA SIX」では、東京近郊で暮らす人を対象に飯綱町が実施している農業塾「信州いいづなりんご学校」の一環として青りんご・ブラムリーを使った企画を開催するなど、軣さんはさまざまなイベントを実施した。「このように、サンクゼールでは都心でのPRもできるので、町とのつながりをうまく使ってほしいなと思います」。現在はサンクチュアリ事業課の上司・三浦秀一さんのサポート役を務めつつ、本店で5月のシードルガーデンや秋のワインフェスタをはじめ、ソーセージ作り教室といったワークショップなど、年間30~40ものイベントを企画している。

町ともっとつながりたい

 2017年に米国進出も果たしたサンクゼール。しかし、事業を拡大しても本社は飯綱町に根ざし続けるという。
 「社長の(久世)良三さんは常に、美しい風景が広がる飯綱町に本社がある意味を社員に話し、私たちにも根付いています。だからこそ、私たちサンクチュアリ事業課が地道に町の方と顔を合わせ、つながるきっかけづくりをしています」
 そうしたなか、町の人にもっとサンクゼールを使ってほしいと軣さん。
 「サンクゼールは全国に販売網があるので、そのつながりをうまく使ってほしいですし、本店のイベントに来た方が町内のいろいろな場所に足を運んでもらえるよう、町のブランディングを地域全体で考えていけたら、とも思います。そのためにも、町の多くの人にこの場所を知っていただき、ご意見もいただけたらと考えています。ただお茶を飲むだけでもいいので、気軽に訪れてもらえたらうれしいですね」

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本店では冬期に飯綱町と信濃町で手書きの折り込みチラシを配布している。これは軣さんはじめ、若手社員を中心とした発案によるもので、地域の人と関わりをもちたい思いで企画した。「できるだけ親近感を伝えたい思いで手書きにしました。コーヒー1杯100円で飲めるチケットも付けているので、気軽に訪れてほしいですね」

PROFILE

長野市出身、1990年生まれ。2013年東京農業大学卒業、サンクゼール入社。本社「サンクゼールの丘」でのレストランやブライダル事業の勤務を経て、入社1年目で兵庫県西宮市の新店の店長に着任。その後、香川県高松市の店舗の店長に。2014年、本店店長に就任。2015年、飯綱町のゆるキャラ「みつどん」考案。2017年、店長業の傍ら「GINZA SIX」の店舗オープンに伴い、エリアマネージャーに就任。同年11月より現職。

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