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IIZUNA 100 PROFESSIONAL PEOPLE

066 有限会社飯綱町ふるさと振興公社 果樹部門 上野紀江さん

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りんご栽培は楽しく、子育て中の女性にとって
ちょうどいい仕事だとアピールしたい。

結婚を機に移住した長野県でりんご栽培の面白さを知り、2015年に飯綱町ふるさと振興公社に入った上野紀江さん。農業やりんご栽培の奥深さにやりがいを感じながら、育児中の女性に向けた仕事のPRも考えている。

奥深く楽しいりんご栽培

「りんご畑にいるのも外仕事も楽しく、木は生き物だから一本一本が違う。どんな実ができるのかと、興味が尽きません。農業は単調作業と言う人もいますが、この楽しさを多くの人に知ってほしいです」  飯綱町ふるさと振興公社でりんご栽培を中心に手がける上野さん。りんごとの出合いは、結婚を機に兵庫県から移住した松本市だった。
 「夫の会社の同僚の実家でりんご栽培を手伝いました。愛情たっぷりにりんごを作っている人で、すごく素敵だと感じました」
 次に引っ越した須坂市でもりんごの仕事がしたいと、県の果樹試験場の臨時職員を経て、4年ほどりんご農家に勤務。土作りや農薬のこと、理想的な木の形などを学んだ。
 「りんご栽培は奥深く、ますますはまっていきましたね。今までいろいろな仕事を転々としてきたので私は飽き性だと思っていましたが、りんごは次から次へと疑問が生じて、全く飽きません」  2015年に夫の実家がある飯綱町に移住。振興公社のアルバイトを経て、2016年に社員になった。

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土作りや減農薬に興味があることから、今年は一歩踏み出した働き方をしたい上野さん。「減農薬のためには、まずは木を元気にする土壌が大切です」。昨年は専門業者の畑の土壌診断を受け、土に足りない要素を追加する予定。今後は土の変化を見守りつつ、おいしいりんごを効率的に消費者に届けることで、もっと農業自体の魅力も伝えたいと話す。出張販売では「こんなにおいしいりんごを初めて食べた」と言われ、喜びを感じているが、町の知名度が上がれば、もっと販売の輪が広がると感じている。「町主催の都会の人向けの農業塾『りんご学校』など、町の知名度アップにつながる企画に期待したいですね」。左下の写真は夏のりんご畑。

育児中の女性に勧めたい

 社員になり、本格的に消毒や剪定を覚えた上野さん。
「剪定は収量を保ちつつ、消毒や作業がしやすくなることを考えながら、水や風の流れを意識して、木が元気になるように切っています。夫が庭師なので家でも剪定の話をしますが、一生かかってもわからないくらい奥深いですね」
 また、最近では関東圏の出張販売も任され、直接販売ができる新たな楽しさも感じているという。
 そんな上野さんが仕事を通じて伝えたいのは、「りんご栽培は育児中の女性にとって適した仕事」だということ。
 「この仕事は時間の融通がきくし、夏や冬は作業がなく、休みも取りやすい。そういう意味で、子育て中のママさんにとってちょうどいい仕事だと思っています。軽い気持ちのアルバイト感覚でも働けるし、興味があれば深いところまで入り込むこともできる。いろいろな付き合い方ができる仕事なので、町のママさんにアピールしたいですね。ママさんたちの助っ人さん(アルバイト)が増えてくれたらうれしいです」

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出張販売のほか、町で開催している「いいづなフューチャースクール」の一環で、2月には千葉県流山市の母子と飯綱町の参加者が交流しながらアイデアを出す2日間のワークショップに会社の代表として参加した上野さん。りんごのジャム作りを教えた。

PROFILE

兵庫県出身、飯綱町西黒川在住、1971年生まれ。結婚を機に松本市に移住し、りんご農家を手伝ったことで農業の面白さに魅了される。その後、須坂に引っ越し、県の果樹試験場で3カ月間の臨時職員を経て、4年間りんご農家で勤務。2015年、夫の実家がある飯綱町に移住。同年、有限会社飯綱町ふるさと振興公社にアルバイトとして勤務し、2016年本格的にりんごを学びたい思いもあり社員になった。小学3年生の一児の母。

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