“まずはやってみる!”ことから始める問題解決手法「デザインシンキング」の考え方と、アイディア発想のプロセスを学ぶ「いいづなウィンタープログラム」。
デザインシンキングとは…
- 理解と共感:特定のシーンにおいて何が起こっているかを確かめるため、インタビューやフィールドワークを通じてユーザーを理解します。
- 問題の定義:1.を踏まえて解くべき本当の問題を考えます。その原因やユーザーの本音を想像することで、ユーザーが本当に実現したいこと(インサイト)を抽出します。
- アイディア発想:インサイトを叶える・解決するためのアイディアを発想します。思いつきで発想するのではなく、いくつかの発想法を活用しながら今までにないアイディアを発想します。
- プロトタイプ&テスト:考えたアイディアを形にして、色々な人からフィードバックをもらいます。それをもとに1~3を再び考え直し、アイディアの質を高めていきます。
この4つのステップを繰り返すことでアイディアを形にしていく考え方です。
今回は「曲がれる速いソリ」を自分たちで考えて作るのがミッション。ワークを通して、
- 問題解決の基本的な方法
- 実際に手や体を動かして試すことの重要性
- 仲間と進めることで、多様な発想があること、それを取り入れることの大切さ
- 一つのものを作り上げるために仲間と意思疎通をはかるにはコミュニケーションが大切なこと
- ステップを繰り返して改善を重ね、ゴールに向かうこと
を学んでいきます。
■1日目
東京、埼玉、千葉、長野、小布施、飯綱から総勢24名の子ども達が集まりました。「曲がれる速いそりを作る」というミッションと問題解決の方法の説明・プレ課題が終わると、チームに分かれて早速そり作り開始です!
まずは課題解決のためのアイディアを出します。自分では思いつかなかったアイディアが他のメンバーから飛び出ることも。
アイディアがまとまったらどんどん試作を進めていきます。
作ったそりはすぐに試乗してみて、どのくらいの速さですべるのか?重心の位置はどこがいいのか?などを観察します。
■2日目
2日目は昨日の観察結果から問題点を見つけていきます。
出てきたアイディアはすぐに試作に反映して「曲がれる速いそり」に近づけていきます。(去年は「速いそり」がミッションだったのですが、今年は一ひねり、と思って「曲がれる速いそり」にしたところ、この「曲がれる」というのがとても難しく…子ども達は苦戦しながらも頑張っていました!)
いよいよチーム対抗タイムトライアルです!
▼(優勝!)中日ドラゴンズ号
▼はやぶさ号
▼スーパー響号
▼卍号
▼ボート丸
すべてのチームのそりが途中で壊れず(よかった!)、そして曲がれることができました!
最後に計画の良かったところと、課題の残ったところを振り返り、とても楽しい雰囲気でプログラムは終了しました。