“まずはやってみる!”ことから始める問題解決手法「デザインシンキング」の考え方と、アイデア発想のプロセスを学ぶ「いいづなウィンタープログラム」。
今回は千葉県流山市と飯綱町の母子が参加し、子どもは「速くすべるそりを作る」ワークを、大人は「飯綱町の観光体験を考える」ワークを1泊2日で行いました。
■1日目
千葉県流山市の子ども達と飯綱町の子ども達に「速いそりを作ってください」と今回のプログラムの趣旨が説明されると、子ども達はすぐさま作戦会議!
ある程度作戦が決まったら子ども達は、スキー場でソリ作りに没頭していました。
一方、お母さん方は班に分かれてりんごの加工体験、スノーシュー体験、ジビエ料理体験のそれぞれ3つの体験プログラムを経て、新しい飯綱での観光体験を考えるワークで大いに盛り上がりました。
母子ともに、みんなで楽しみながら、気づきや学びを共有しました。
■2日目
お母さん達は1日目のワークから新しい飯綱町での観光体験を考え、発表の準備を進めていきます。
その間、子ども達は1日目に作ったそりの反省からさらに作戦会議を開き、またまた制作へ。
最後はそり大会で一番早いそりが決まりました。
子ども達は「一致団結すると想像よりいいものが出来ることが分かった」「知恵を絞って工夫すれば色々なことができるから、チームワークが大事だと思った」「別の町で今まで知らない暮らしをしていた人と2日間で仲良くなれるか不安だったけど、一つのことを一緒に考えて行動したからあんまり関係なかった!」と感想を述べていました。
一方、お母さん方はチームごとの観光体験を発表。
▲Aチームの発表「第二の地元をゆっくり創っていく旅」
▲Bチームの発表「iizunaまるごと 学ぶ・つくる・感じる」
▲Cチームの発表「いい子の定義を変えよう~ダメは要らない飯綱の時間~」
▲Dチームの発表「自分を深める、家族が深まる旅」
どのチームも家族をターゲットに、流山市に住む母と飯綱町に住む母の生活意識、実態、価値観を織り交ぜた観光体験を発表していました。
お母さん方からは「飯綱町の方たちが親しみやすく、若い方々が非常にエネルギッシュで溌溂とされていたことが印象的でした。そんな方たちと交流を持てたのが良い刺激になったと思います」「観光ツアーを一緒に考えるという目標を共有することで一気に仲良くなれた気がします」との声をいただきました。
違った環境にいる人同士が交わることで、新しい気づきが生まれる。大人、子どもともに、そんな素敵な発見の多いプログラムでした。
今回のプログラムを映像でまとめましたので、こちらもご覧ください。