長野県飯綱町で自然の当たり前を探究する、自由研究ゼミ
今年の小学生の自由研究ゼミは、飯綱町・小布施町・長野市・東京・神奈川・千葉から総勢20名のお子さんが参加しました。
今年は、一人一台のiPadで、調べ学習も取り入れました。自分のテーマを自分で実験する、詳しい人に聞く、図鑑やiPadで調べるなど、色々な情報ソースを活用することも自分で体感しながら学びます。
【DAY1】
1日目の最初はオリエンテーションとチームビルディング。体育館で身体を動かして、ストロータワーチャレンジで大盛り上がり。「みんなで作戦を立てて協力するのが楽しかった」という声がたくさん聞こえてきました。
そこから、チームにわかれてオリジナルのレクリエーションづくり。いろんな新しい遊びが発明されつつあります。明日の夜は、みんながつくったレクリエーションで遊びます。
その後は、自由研究に向けてプチ研究体験。「アリ」をテーマに、観察⇒疑問⇒仮説⇒実験というサイクルを回して、自由研究のやり方を学びました。
1日の最後は天体観測。少しし曇っていましたが、天体望遠鏡で月や火星をみることができました。初日から盛りだくさんの内容となりましたが、みんな最後まで頑張りました。
【DAY2】
2日目の午前中はトレッキング。
「クモはどうしていつもクモの巣のはじっこにいるの?」「セミの抜け殻が葉っぱの裏側にばかりあるのはなんで?」「美味しいりんごを育てるためには1つのりんごに対して100枚の葉っぱが必要!?」などなど、ガイドの方と一緒に自然の中を歩きながらたくさんの「なぜ?」を見つけました。
たくさん歩いてヘトヘトになった後は、ぶどう畑やきれいな山々が見える小屋の上でお弁当を食べました。絶景を目の前にして、おいしさ倍増でした。
午後はいよいよ自由研究のテーマ決め。「当たり前を疑おう」「ワクワクするテーマ」「自分だけの発表」というポイントを意識しながら、午前中のたくさんの発見の中から自分が研究したいものを選び、仮説を立て、実験方法・調査方法などを考えました。
【DAY3】
3日目は研究DAY。
朝からそれぞれ、自分のテーマについての仮説を実験や調査を通して検証していきました。
再び森に行って研究に必要な材料を採集したり実地調査をしたりする子もいれば、図鑑やiPadで調べたり、アンケートをとったり。様々な方法を自分なりに考え試行錯誤しながら研究を進めています。
夜はお待ちかねのバーベキュー。
年齢も地域も違うところから集まった20人ですが、この3日間寝食を共にしてすっかり仲良くなったみんな。研究の疲れも見せず、日が暮れるまでバーベキューを楽しみ、野原を走り回って遊びました。
また、バーベキュー中に木を見上げてみると羽化しそうなセミの幼虫を発見。ちょうどセミの抜け殻を研究している仲間もいたので、みんなで観察しました。
いよいよ残すところあと1日。最後の発表に向けて、楽しみながらさらに研究を深めて、まとめていきます。
【DAY4】
あっという間に最終日になり、いよいよ考察&まとめを作成して、いざプレゼンテーションへ。
自分で見つけて興味を持った自由研究だから、遊んでいても、やる時はやる!「やらされている感」が全く感じられない最後の2時間半の集中力と頑張りには、スタッフみんなが驚きの連続でした。
一人ずつのプレゼンテーションでは、面白い発見や情報が満載。同じ行程を経て素材を一緒にしても、全く違うテーマが20通り生まれて、色々な着眼点ができる。だから、みんなでやることが楽しい。子供達もスタッフも発表に聞き入り、会場からは質問やアドバイス、感想がたくさん出ました。
偶然出会った大人達と子供達のご縁も生まれて、濃い四日間を過ごした思い出が、新たな関係を作ってくれそうな予感がしています。
今回の自由研究ゼミの模様は、映像でまとめる予定です。どうぞ皆さまお楽しみに!
情報は随時Facebookページ(https://www.facebook.com/IizunaFutureSchool/)でも配信していきますので、こちらもぜひご覧ください!