小さなお子さんと楽しむお散歩マップができますよ。
「子育てMapを作ろう！」は、 “子育てに必要な地域情報”を集めて手作りのマップにまとめるプロジェクト*です。
*令和3年度2拠点移住プロジェクトの一環です。
制作メンバーたちの活動の様子をご紹介します。
2021年11月1日に行なわれたスタートミーティングの会場は、「みつどんのお家」というかわいらしい愛称がついた飯綱町子育て世代支援施設2階にあるi work(※)。非営利型株式会社Polarisから3名を講師としてオンラインで招き、くらしの情報やお散歩マップについて教わりました。
11月5日に開催された2回目のミーティングでは、自分たちの知っているスポットやお散歩コースの情報を出し合い、大いに盛り上がりました。オンライン参加の人もいましたよ。
「子ども連れで行かれる安心な遊び場は？」
「霊仙寺湖の広場には遊具もあるよね」
「安全か分からないけど、飯綱病院の裏の矢筒山は手ごろなお散歩コースだよ」
「行ってみたい！」
壁2面分のホワイトボードは、情報提供された場所の説明やイラスト、地図がメモされ、いっぱいになりました。
プロジェクトメンバーだけではなく、広く情報を集めようと、情報募集ボードも設置しました。
情報を書いた付箋を貼ってもらうボードは、みつどんのお家とZQ(※)の2カ所に設置しました。「こんなところがあるよ！」という情報が続々と集まっています。
そして、実際に子ども連れでも安全安心に楽しめるか、現地調査をしてみることになりました。第1弾として訪れたのは、矢筒山、役場周辺、岩崎観音へと行くルートです。
矢筒山をお散歩してみました！
この写真の場所は、役場から西へ5分ほど歩いたところです。鳥居川の橋を渡った先に、国道18号線をくぐるトンネルがありました。何年も飯綱町に住んでいる人でも、なかなか知っている人は少ないのではないでしょうか。知らない道を歩くのは探検気分でわくわくしますね。
現地調査の様子をシェアすると、
「役場近くの徳満寺は旧i work（2021年5月の移転前の場所）で保育士さんが使っていたお散歩コースで、夏場はサワガニがめっちゃいます」「十王坂の枝垂桜がきれいだよ」など、参加できなかったメンバーから情報が集まってきました。
11月11日には3回目のミーティングがZQで開催されました。ボードに集まった情報の整理や今後の調査について話し合ったあと、現地調査第2弾に出発！ この日に訪れたのは、地元の人から「ゆうえんち」と呼ばれている栄町の公園です。
参加者の皆さんからは、「探検みたいで大人も楽しかったです」「プライベート感たっぷりのゆうえんちでした。想像していたより広かったです」と、知らなかったお散歩コースの発見に大満足でした。
子育てマップがほしいという声は、小さい子のいるご家庭や移住者から上がっていました。移住者は土地勘がなく、子ども連れだとなかなか知らない道を歩くのは勇気がいるので、今回のマップは、「0～5歳くらいのお子さんを持つ移住者に届けたい」というねらいで作られています。そのため、ベビーカーは通れる道か、手をつながないと危険な場所はないか、トイレの場所は……など、保護者目線でしっかりチェックしています。
子育てマップのリーダーを務めるi workの松木春菜さんは、「こんなところがあったんだと、いいところを再発見してもらいたい」と話します。移住してきた人が「ここでなら安心して子育てしていけそうだな」「飯綱町って楽しそうだな」と感じてもらえる子育てマップにしていきたいですね。3月までに完成の予定です。
これはお散歩しながら見つけたスカシダワラ。クスサンという毛虫の繭だそうです。一見、植物のような不思議な編目模様をしていて、ドングリやマツボックリと同じように、子どもたちにとっては天然のおもちゃ！ 自然に触れて、風を感じて、空を眺めながら、親子でも、大勢でも、一人でだって、のんびりお散歩しながら飯綱町ならではの時間を楽しんでください。
※i work（飯綱町ワークセンター） 子育て世代向けの「はたらき」を応援する施設
※ZQ 飯綱町のコミュニティスペース
