こんにちは町民ライターのこまつはるなです。
「こまつさん最近、なんか天狗になってない?」
なんて悪口言われる前に、勝手に天狗になってやるんだ!
そんな想いを胸に、誰でも天狗になれるスポットに行ってきました。
無事、天狗になりました。
スマホの加工アプリではありませんよ。アナログな方法で天狗に変身できるこちらのアクリル板は、「むれ温泉天狗の館」にあるカフェに設置されています。
天狗になれるアクリル板を作ったのは、天狗の館のスタッフ、田島幸子さん。
通常業務のほか、ポップでおしゃれな館内の手書き看板制作を担当されています。
なぜアクリル板に天狗の鼻を描こうと思ったんですか?
「私、この飛沫予防のアクリル板が好きじゃないんです。声も聞き取りづらくなるし、嫌だなって思っている人って多いんじゃないかなって感じています。それで、このアクリル板に遊べるものが描かれてあれば、逆に楽しめるんじゃないかなって。(コロナ禍の)こんな時期だからこそ、おもしろいものがあったらいいなと思って作りました」
やむを得ず使わなきゃいけないものを、逆手にとって楽しいものに変える。ステキな発想ですね。
反応はいかがですか?
「遊んでくださっている方をときどき見かけますよ。私は天狗の館のインスタグラムも担当しているので、ハッシュタグをつけて、ぜひみなさんの天狗になった写真をアップしてほしいです」
天狗になった田島さん。陽気な人柄が写真からも伝わりますね。
楽しい写真が撮れたら、ぜひインスタグラムで「#天狗の館」のハッシュタグをつけて写真アップをお願いします! (インスタグラム@tengunoyakata)
ほかにも山が書かれたアクリル板があったりと、遊び心がいっぱいです。山のアクリル板は、カフェの窓から見える山の名前をよく聞かれることから制作したのだそう。
今後は「ひげが描かれた看板」など、この“遊べるアクリル板”を増やしていきたいのだとか。楽しみですね。
ここからは、天狗になれるアクリル板の可能性を探ってみました。
まずご登場いただいたのが、おなじみ飯綱町のキャラクターみつどんと、2019年ゆるキャラグランプリで栄えある1位を獲得した長野県のキャラクター、アルクマです。
まずはみつどんからお願いしました。
頭と鼻のレッドカラーのマッチ具合が良く、違和感もないですね。どこか誇らしげで、みつどんも鼻高々ではないでしょうか。
続いてアルクマです。
なんだかアルクマ、表情が硬いですね。悪いことをして鼻が伸びてしまったピノキオのよう。
どうやら、アクリル板に顔を押しつけられて苦しかったみたいです。
アルクマの顔をギューって押しつけたスタッフの方、ありがとうございました(アルクマの声も担当していただきました)
続いては、果たしてこの天狗になれるアクリル板は誰でもおもしろくしてしまうのか実験してみました。
そこで、一番ハードルが高い人に登場してもらいました。
その人とは……。
そうです。天狗です。
さっそく挑戦してもらうことに。「絶対おもしろくなる!」と、アクリル板を持って自信満々の表情。
果たして……。
うーん。若干、鼻が高くなったような感じはありますが、ほぼ変化ありませんね。
残念。天狗が天狗のままでいた、ただそれだけです。
不本意な結果に落ち込んでいる天狗でしたが、いいアイディアが浮かびました。
天狗の女子会です。天狗が2人いると、その場がとても華やかになりますね。楽しげな雰囲気が伝わってきます。天狗だって、新緑のきれいなカフェで雑談したっていい。
いかがでしたか? みなさんもぜひ天狗の館で楽しい写真を撮ってみてくださいね。
天狗の館の田島さん、ありがとうございました。これからもいろんなアイディアで遊び心あるアクリル板を楽しみにしています!
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むれ温泉 天狗の館
飯綱町川上2755-345
026-253-3740
※現在コロナ感染対策のため、通常とは違う営業時間になっております。
詳しくは電話でご確認ください。