トップいいいいいいづなマガジンりんごの王様「ふじ」が大特価! 飯綱町の大人気イベント「ふじりんご祭り」2019

りんごの王様「ふじ」が大特価! 飯綱町の大人気イベント「ふじりんご祭り」2019

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♪りんご〜 かわい〜や〜 かわいやりんご〜
こんにちは。町民ライターのこまつはるなです。
みんな大好き、飯綱町の「りんご」のお話です。

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毎年、長野全県で行われる「ふじりんご祭り」。ここ飯綱町の各地でも、何十年にもわたって開催されています。いつでも近所の直売所で「ふじ」が買える私たち地元民にとって、実はあまりなじみのないふじりんご祭り。初めて行ってみました。

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まずはJA(農業協同組合)が開催しているりんご祭りへ。すごいにぎわいです。大特価のコンテナ売りりんごはセルフサービスで、購入したお客さんが、持参した箱にりんごを詰めて持ち帰ります。もちろん、贈答用の箱売りもあります。

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採りたて新鮮なりんご、とてもおいしそう。今年はどんな味がするんだろう……と思っていると、見つけました試食コーナー。

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一つ私にもいただけませんか?

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いただきまーす。

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甘〜い。たっぷり蜜が入っています。やっぱり飯綱町のふじは今年もおいしい。ごちそうさまでした。

働いている皆さんもとてもお忙しそう。お話を伺う時間もなさそうだなとキョロキョロしているところへ「売り切れです〜」の声が!
午前9時スタートのイベントなのに、売り切れ速報を聞いたのが午前11時。なんと2時間で、ほぼ完売してしまったそうです。

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飯綱町袖之山でりんご農家を営まれている方に、今年の賑わいについて、お話をうかがうことができました。お仕事中、本当にありがとうございます。
「りんご祭りは毎年盛況だけど、今年は特に多いんだよ。台風の影響で長野市のりんご収穫量が例年に比べて少なくて、普段は別の場所でりんごを買っている人が飯綱町に殺到しちゃったんだよ。」と話してくれました。
台風の影響って、いろいろなところにあるんだなって改めて実感しました。

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もう一つ、気になっていた質問を。会場のノボリやラベルには「ふじ」って書いてあったり、「サンふじ」って書いてあったりするんですが、これって別なものなのですか?
「白い袋を被せてあるのが『ふじ』、被せてないのが品種改良『サンふじ』だよ」と農家さん。
そうか!お日様(SUN)にあたるから「サンふじ」なんですね。そして今現在出回っているほぼすべては、手間もかからず味も濃い「サンふじ」だそう。
私の小さい頃は、りんごによく袋が被さっているのを目にしました。たしかに最近見なくなりましたね。

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会場には県外ナンバーの車がたくさんありました。お話を聞くと、なんと新潟県からのお客さんたちです。
「飯綱町のふじりんご祭りに、毎年買いに来ているんです。いつもは4箱くらい買って親戚やご近所さんに配るのだけど、今年はもう売り切れてしまっていて1箱しか買えなかったんです」と残念そう。
青森のダンボールに詰めているのが、私を複雑な気持ちにさせますが……。また来年も来てください、と勝手に飯綱町を代表してお願いしました。

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会場では、近くにある長野県北部高等学校の起業体験スクールの活動の一環として、生徒たちが考案した「クミンとくるみの一口コロッケ」の販売も行われていました。こういった場所で、県内外の人たちに思い切って声をかけて販売するということを体験し、高校生たちは「とても楽しい」と話してくれました。

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次に来たのは、「横手直売所 四季菜」で開催中の「ふじりんご祭り」。こちらも大変な賑わいです。先ほどのJA同様、コンテナ売りと箱売りはほぼ完売状態。大量に買っていく人も多いため、品出ししたそばから、お客さんの手が伸びて売れていきます。

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下の写真は、埼玉から来た方が購入予定のかごです。りんごがかごに入りきらず、あふれています。実家が飯綱町にあるため、毎年りんごを買うために帰省しているそう。それでも欲しかった分は買えなかったそうで、お困りの様子でした。

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遠くから、飯綱町のりんごのためにわざわざ買いに来る人がこんなにいるなんて、とても驚きでした。この町のふじって、多くの人に愛されているんだな。たくさんの人で賑わうふじまつり会場を後にしながら、飯綱町のことが、今までよりももっと好きになりました。

横手直売所 四季菜

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