飯綱町には、飯綱権現太鼓という和太鼓の伝統文化が残っていることを知っていますか?
今回は、ロンドン帰りの私、小松春菜の自己紹介とともに、飯綱町の和太鼓グループ復活ストーリーをお届けします。
和太鼓グループ「飯綱権現太鼓」は、1988年に飯縄山の山岳信仰にちなんだ地域おこしとして、青少年健全育成会が中心になって発足しました。今から30年ほど前のことです。最盛期には70人余りのメンバーがおり、各地で年50回以上の演奏活動を行っていたとか。
しかし、徐々に活動は下火に。現在も代表を務める鶴田ひろみさんらが、伝統を絶やさないようにと、子どもたちの指導を続けていましたが、大人の演奏は15年前を最後に途絶えてしまっていました。
私は2017年に、留学を機に暮らしていたイギリスのロンドンから、故郷である飯綱町に帰ってきました。現在、この「飯綱権現太鼓」で太鼓の指導をしています。学生時代は飯綱町で過ごしていましたが、和太鼓チームなんてものがあることもつゆ知らず。そもそも飯綱町のことに無関心でした。
私が和太鼓に出会ったのは、留学先のロンドンです。2004年にイギリスに渡ったのですが、そこで和太鼓奏者・廣田丈自さんが率いる和太鼓グループに加わることになりました。ヨーロッパや中東などで5年ほど本格的な演奏活動をしていました。
ロンドンで行われたジャパン祭りでは、布袋寅泰さんとコラボ!
帰郷後、ご縁があって飯綱権現太鼓のメンバーだった西沢真由美さんと出会ったことから、飯綱権現太鼓復活ストーリーが動き出すことになりました。私が和太鼓の経験があると知り、グループの復活を決意した西沢さんは、昔のメンバーに声をかけ6人が再集結! 2018年2月から練習を重ね、5月に開催された霊仙寺湖花火大会で、演奏を披露することができたのです。
花火大会での演奏は、大成功に終わりました! 演奏を見たことをきっかけに、新たに10名ほどがメンバーに加わってくれました。和太鼓以外に篠笛のメンバーも加入、さらに新しい衣装も完成と、ますます華やか&賑やかになっています。
また、昔から演奏している2曲に、私が作曲した「旬菜の息吹」「星湖のさざなみ」がレパートリーに加わりました。新しい和太鼓の世界を、メンバーとともに創り上げていきたいと思っています。
かつては町のことには無関心だった私ですが、ロンドンから帰ってきてから町に関わるようになり、これから飯綱町を和太鼓でもっと盛り上げていきたい! という気持ちで演奏しています。今後の活動を期待してくださいね!
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●お問い合わせ 飯綱権現太鼓 TEL:026-253-2275(西澤)