トップライターKAORUさんりんご畑とヨガ!台湾からのお客さまが楽しいりんご狩り

りんご畑とヨガ!台湾からのお客さまが楽しいりんご狩り

飯綱町倉井地区にあるりんご畑に、にぎやかな歌声が響いています。聞き慣れない台湾語の歌ですが、楽しそうな様子が伝わってきます。

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こちらのグループは台湾のヨガ団体で、社団法人台湾沖道瑜伽会役員のヨガの講師10名、全員女性です。参加者には、現理事長の賴(らい)秋玉さん、前理事長の黃(こう)富美さんと前々理事長の林(りん)愛枝さんという錚々たるメンバーがいらっしゃっていました。静岡県は伊豆の河津町にある「いりあい村ヨガ道場」でおこなわれた沖ヨガ国際キャンプ2025「日本のヨガ~なぜ沖ヨガを学ぶのか~」に参加したあと、飯綱町にやってきたそうです。お目当てはもちろん、おいしいりんごです。

ヨガの方々が、なぜ飯綱町のりんご園にいらっしゃったのか……? それはもちろん、園主の松橋明さんも沖ヨガの大家だから。詳しくは「ヨガを続けて50年 松橋明さん」をごらんください。松橋さんと台湾との交流は、台湾沖道瑜伽会からの招待で台湾に行った14年前に遡ります。

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この日はあいにくの雨降りでしたが、なにしろとってもパワフルで元気いっぱい

りんご園に到着すると、まずは松橋さんによるりんご園の説明が始まりました。松橋さんが日本語で話したことを、日本人スタッフが英語に通訳し、台湾人の賴秋玉さんが台湾語に通訳します。見渡す限りりんごの木が並ぶ畑で松橋さんが「私の4か所の畑のうち、ここが一番小さいんだ」と説明すると、「おおー」「先生の畑は広くてすごいね」と反応が返ってくるまで、通訳に少し時間がかかるのも面白いものです。

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「軸を指で押さえてひねると、力を入れなくても取れます」と、松橋さんが一つ採って見せると「わあー」っと歓声があがりました。みなさんりんご狩りにワクワクしている様子がよくわかります。

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さっそくりんご狩りがスタートしました。さすがヨガチーム、皆さん動きが素早い。
振り向くと、もうりんごにかじりついている方もいました。雨の中にもかかわらず、おいしいりんごを食べて笑顔があふれています。

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あっという間に、ふじの普通樹1本分のりんごを取り終えた一行は、りんご畑でヨガのポーズをとって撮影会!

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皆さんが思い思いにヨガのポーズをとっていると、少し明かりがさして、北西の空に虹がかかりました。

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さらに盛り上がった一行は輪になって踊りはじめ、最後はりんごの木を囲んで踊ります。メンバーは台湾の各地から集まっているそうですが、中には台湾の先住民である高砂(たかさご)族の方もいて、輪になって踊っていたのは高砂族の踊りなのだそう。
「みんなで一緒に踊れば、ハッピーで笑顔になれる。この仲間にありがとう、空に、大地にありがとう」と、りんごの木にも感謝を込めて歌っているそうです。

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「台湾にも地場産のりんごがあるし、輸入りんごも一年中出回っているけれど、松橋先生のりんごが一番よ!」と頼さん。通訳を務めた農園のスタッフ鈴木敬子さんは「皆さんのエネルギーに圧倒されました。私もりんご採りを楽しもうと思いました」と感想を話してくれました。「松橋先生のりんご園に来ることができて、Lucky Happy Enjoy!Yay!」と(台湾語で)叫んで、はじける笑顔で集合写真を撮った皆さん。その笑顔は、次の日お誕生日を迎える松橋さんへの最高のプレゼントになったのではないでしょうか。さまざまな繋がりから、飯綱町のりんごのファンが増えていくのは、うれしいですね!
 

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