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いいづなフューチャースクール

【イベントレポート】第6回いいづな事業チャレンジ発表会

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第6回目となる、いいづな事業チャレンジの事業進捗を発表する発表会を下記の通り開催しました。

■日時   2023年3月12日(日)10時~12時
■会場   いいづなコネクトEAST 2階 ツクリバLABO
■主催   いいづなフューチャースクール事務局 (株)カンマッセいいづな、飯綱町
■観覧人数 38人(発表者、スタッフを除く)
 

<いいづな事業チャレンジとは?>
2017年度から行っている、飯綱町から新たな『しごと』を生み出すプロジェクト
自ら学び、考えながら、自分のやりたい事業を実現していくプログラムに毎年5名の方がエントリー。現在までに30名以上の方が参加して、ビジネス化を目指しています。

また今年度より、事業チャレンジを大きくリニューアル。
よりビジネス化を促す目的で、5か月間の講師・スタッフの伴走型のプログラムに変更しました。
講師との毎週1回1時間(計20回程度)のミーティングを重ね、事業をブラッシュアップしてきた成果を発表する場として、今回の場が設けられました。

 

今年度のチャレンジャーは、冨高俊一さん、荒木淳也さん、飯森則裕さんの3名
それぞれの発表内容をご紹介します。

冨高俊一さん『他部署間のコミュニケーションを円滑にする陶芸教室』

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冨高さんの事業プランは、企業の中での店舗間、他部署間など、普段接点が少ない部署同士のコミュニケーションを円滑にして、部署間連携を生み出す陶芸教室のプロジェクトです。
冨高さんは、飯綱町に移住してからずっと、小さいお子さんから年配の方まで広い世代の方に、赤塩焼の陶芸教室を行ってきました。
今回のいいづな事業チャレンジに参加して、自分の親しい人の悩みを深くヒアリングしたところ、「本音を話せる環境がない、そういった場が欲しい」という声が聞こえたとのことです。
この悩みは、企業内でも起きているのではないかと思い、身近な企業をヒアリングしたところ、他部署とコミュニケーションが少ないため、部署をまたいで共同のプロジェクトを行う際に、コミュニケーション不足により円滑に仕事が進まないという課題があることが分かりました。
実際に、モニター企業に自分のことを話してもらえる陶芸教室を開催したところ、普段のコミュニケーションとは違う話ができ、個人間の距離が縮まることを実感したようです。
今後、町内の企業にモニター利用を促し、ビジネスモデルを確立していく予定です。
 

荒木淳也さん『地主とアウトドア好きをつなぎ山を元気に!Anoyama Project』

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荒木さんの事業プランは、飯綱町で放置されている山林と、アウトドアに興味のある方をつなぐ、プロジェクトです。
一昨年も、いいづな事業チャレンジに参加してグランプリを取得しましたが、その後思うように顧客を見つけることができず、事業化が進んでいませんでした。
今年は、講師からアドバイスをもらって、荒木さんが借りている森林を使いたいというユーザーに徹底的にヒアリングをして、アウトドア好きでも3パターンのニーズに分類されること、それぞれ異なる環境を求めているため、それぞれのパターンに合わせた山林を用意することがわかったとのことです。
4月より、無料モニターに実際に山を借りてもらってさらなるニーズをヒアリングし、7月以降のサービスをオープンするべく準備をしていくという発表でした。
 

飯森則裕さん『「りんご栽培」を通して子育てに大切な夫婦関係を育てよう!』

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飯森さんの事業プランは、りんごの栽培を通して、子育て中の夫婦の悩みを解決するために、夫婦関係(パートナーシップ)を育てるプロジェクトです。
飯森さんは現在、地域おこし協力隊として首都圏の方にりんご栽培を経験してもらう「信州いいづなりんご学校」を運営しています。
お子さんの出産を機に、長野県にUターン。共働きの奥様の子育てをする際に子育ての悩みを持つことが多くあったそうです。
同じような悩みを持つ、奥様が自営業の共働きの夫婦の話を丁寧にヒアリング。共働き夫婦だからこそ重要な、子育てを助け合って行うための「夫婦関係(パートナーシップ)」の難しさ、どうしていいか分からない課題を解決するために、仕事で経験をしているりんご栽培のノウハウを活用して解消するサービスを考えました。
春からモニターテストを行って、事業化を目指していきます。
 

3人の事業は、もちろん発表がゴールではありません。
発表後も、講師とのミーティングを重ねて、実際に事業を形作るために活動をしています。

皆さまからの応援を、今後もよろしくお願いいたします。

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