トップライターKAORUさん牟礼駅前夏祭りが3年ぶりに復活! 活性化が起こり始めた駅前商店街から目が離せない

牟礼駅前夏祭りが3年ぶりに復活! 活性化が起こり始めた駅前商店街から目が離せない

ドーン!という音とともに雑踏の背景から躍り出た光が、空いっぱいに広がりました。「第2回牟礼駅前夏祭り」のフィナーレを彩る花火です。夕方から雨予報だったお天気も、気を利かせて遅れてくれたようです。花火の音を合図に降りだした雨に追い立てられるように、散り散りに家路を急ぐ人たちの顔も、心なしか満足気に見えました。

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2022年8月6日(土)に、3年ぶりに牟礼駅前夏祭りが開催されました。2019年に第1回目がおこなわれて以来、コロナ禍により開催を阻まれてきたため、待ってました!という人も多かったのではないでしょうか。しかし、感染者が再び拡大するなど、ぎりぎりまで実施が危ぶまれていました。それが、同じ日に長野市で予定されていた「第52回長野びんずる(長野市)」が開催されることになり、こちらも感染予防を徹底することで決行となりました。
会場入り口で検温し、体調に問題なかった人は、チェック済の印としてピンクのテープを服に貼ってもらいます。         

この夏祭りの共同実行委員長のひとりで、「かどみか」の愛称で親しまれている文具・新聞店「かどの三河屋」の小林直樹さんは「こんなにたくさんの人に集まってもらって、本当に心から感謝してますよ。うれしかった。ありがとう」とこみ上げる思いを押さえながら話してくださいました。

牟礼駅前夏祭りとしては2回目ですが、このお祭りは、もともと「岩崎観音祭り」として昔から親しまれていました。そのため、子どもたちが楽しみながら観音さんに親しめるようにと、岩崎観音の円通院までをクイズラリーで歩くイベント「ムーちゃん探検隊」が企画されていました。クイズラリーの参加者には、かわいいみつどん(飯綱町公式PRキャラクター)がついた特製マスクがプレゼントされました。

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みつどんがプリントされたマスク

牟礼駅で駅長さん役の方とジャンケンをして、勝ったら出発です。牟礼駅から商店街とは逆の方向に進み、遮断機のない踏切を越え鳥居川に架かる橋を渡ります。川沿いに遊歩道を進めば円通院に到着です。片道650m、歩いて10分弱の道のりなので、保育園児でもお散歩しながら歩けるコースでした。

クイズは、「これからお参りするのはどこ?」「飯綱町の形はどれ?」「岩崎観音の大きさはどれ?」といった内容の三択で、楽しみながら学べるように工夫されていました。本堂の前に着くと、マッチを使ってロウソクに火をつけます。普段できない体験に子どもたちは楽しそう。観音さんにお参りをしたら、おやつとお札、どんぐり券をもらいました。参加費300円で、駅前の輪投げコーナーや商工会の射的、一部の飲食店でも当日限りの金券として使える300円分のどんぐり券がもらえましたよ。

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ムーちゃん探検隊に参加してもらった岩崎観音のお札

「ムーちゃん探検隊」は子ども劇場飯綱サークルが主催しており、今回が19回目になるそうです。代表で駅長さん役を務めた丸山愛子さんは「こんなクイズをしながら地区のことを子どもたちに伝えていきたい。子ども劇場の仲間が、子どもの笑顔に会えることを楽しみに力を合わせてくれています。親子で楽しそうに過ごしている姿を見るとうれしいです」と話してくださいました。

商店街に並んだたくさんの屋台をのぞきながら歩くと、小さな町のお祭りとあって、「お久しぶり」「この前はありがとう」「あのお店美味しかったよ」などと、声を掛け合う姿にたくさん会いました。

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過去には、岩崎観音ではなく栄町商店街を探検するムーちゃん探検隊もあったそう

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「飯縄権現太鼓」の迫力ある演奏は体の芯に響きます

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近頃はなかなかお目にかかれなくなった「ちんどん屋さん」も登場

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軽快なリズムで踊る「アフリカンダンス」のみなさん

岩崎観音にお参りをすると、四万八千日(約130年)寿命が延びると言われています。観音さんに見守られて、コロナに負けずみんなが笑顔になるお祭りやイベントが復活し、商店街も再び活気づいていくようです。

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※駅前商店街と夏祭りの様子がNBS長野放送で取材されました。
「今、『牟礼駅前』がアツい!? 空き店舗への新規出店続々 商店街に吹く新たな風 夏祭りも大にぎわい」  

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