トップいいいいいいづなマガジン飯綱町の瓦版「公民館報いいづな」ってなんだ?編集長に直撃してきた

飯綱町の瓦版「公民館報いいづな」ってなんだ?編集長に直撃してきた

飯綱町で隔月発行される情報誌、「公民館報いいづな」。飯綱町に住んでいる方は目にしたことがある方も多いでしょう。
しかし、公民館報そのものを詳しく知っている人は多くはないのではないでしょうか。今回は、次号で創刊100号を迎える公民館報の裏側を取材します。

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公民館報はその地域の話題や生活課題などを取り上げる、公民館発行の地域情報誌です。飯綱町では偶数月末に年6回発行されており、区長、組長を介して各家庭に届きます。今年で創刊100号を迎える「公民館報いいづな」の編集長を務める西村啓大(あきひろ)さんに、公民館報についてお聞きしました。

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月一回のペースで行われる飯綱町町民会館での会議。

「町の広報誌と違うのは、住民目線ということですね。編集委員は飯綱町の各地域に住む一般人なので、町のウェブマガジン「いいいいいいづな」の町民ライターさんたちと似ていると思います。編集委員は公民館長から委嘱された町民計10名。年齢層も30代から50代と幅広い層が在籍しています。そんな彼らが月に一度公民館に集まり、内容の確認や進捗状況を話し合います」

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館報担当と情報のすり合わせを行う

巻頭には編集委員が企画した独自の特集が組まれていて、町の新しい情報や意見、関心ごとなど、町を深堀する内容ばかりです。情報はどうやって手に入れるのでしょうか。

「町のイベントや催し物などの情報は、役場からいただいています。その他、地域の鮮度の高い情報は、日々の生活の中で見聞きしたりしたものですね。普段の井戸端会議や仕事の営業先でのアイスブレイク、最近はSNSなどからも情報を仕入れたり。とにかく多方面にアンテナを張って、ネタをかき集めています。そして会議の中で情報を出し合い、過去の館報や時事ネタとも照らし合わせ、企画を練り上げていきます」

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毎回オリジナリティに溢れた特集と圧倒的な情報網を武器に、年々完成度を上げている公民館報いいづな。その完成度は全国公民館連合会主催の「全国公民館報コンクール」で毎年入選するほどです。そんな公民館報の編集委員を8年歴任する西村さんと館報の出会いは突然だったそうです。

「道端で当時の編集委員だったKさんとバッタリ会って、話の流れで次の編集委員にならないかとお誘いを受けたんです。私も飯綱町に移住して10年ほど経ち、飯綱町の歴史や文化をもっと知りたいと考えていたタイミングだったので、これは使命なのかな、と感じましたね」

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屋久島出身の西村さんは、地域に根付いた仕事がしたいという思いがあり、20年前に東京から飯綱町に移住し、株式会社ツチクラ住建に入社。普段は営業リーダーとして飯綱町を走り回っており、そこで見聞きした情報は、館報のネタにもなっています。多くの編集委員をまとめる編集長という立場では、いろいろな苦労もあったとか。

「もともと文章を書くことには慣れていたので、記事作成や編集作業は苦ではなかったです。それよりも編集委員の皆さんそれぞれの特性を把握するのが大変でしたね。一人ひとり考え方が違うので、チームを組んでもらって企画を作っても、しっくりこないときもあって。ただチームで納得するまで話し合い、煮詰めた企画はおもしろいものになりますね。そういったプロセスは本業でも活きてくるし、編集するのは楽しいですよ」

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苦労も成長の糧に変え、達観の域にいる西村さん。編集長として、公民館報を作るうえでのこだわりについても教えてくれました。

「地方って、古臭い、何もない、地味、などマイナスなイメージに捉えられがちですが、自分はなるべくプラスに考えるようにしています。一見マイナスなことも『こうすればプラスになるのでは?』と思考するとおもしろいし、次を考えるきっかけにもなりますから」

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最後に、公民館報いいづなの将来について熱く話してくれました。

「今までのものをただやみくもに継承するのではなく、デザインや話題など、時代にあった進化をしていけたらいいなと。まず館報の記事に興味を持ってもらい、そこでの気づきや学びから、飯綱町を好きになってもらえたら最高ですね」

公民館報の「こ」の字もわからなかった自分に、懇切丁寧に説明してくれた西村さん。その目は編集者として飯綱町の未来も見据えていました。今までなんとなく見ていた公民館報も、こうした思いを持って制作されているのだと知り、少し違って見えてきました。

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