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使えるものはみんなでリユースしよう。「学用品リユース」の取り組み

2021年11月、飯綱町多世代交流施設「メーラプラザ」で「みんなの一歩で未来へつなぐ」という企画展が催されました。

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台風19号被害や東日本大震災の支援活動の展示のほか、飯綱町婦人会による宮城県石巻市の就労継続支援事業所「めだかのたいよう」さんの海産物販売も行われていました。ほかにも、家庭で使われずに眠っている食料品を集めて、食品ロスの削減と食の確保に困っている方を支援するフードドライブのコーナーもありました。

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ホールの奥には中学校の制服やジャージが並んでいます。これは、使わなくなった学用品をこれから使う人にバトンタッチする取り組み「学用品リユース」のコーナー。
飯綱町学用品リユース実行委員会を務めるのは、大沢晴美さんです。大沢さんたちは、発達障害、不登校など困り感を持っている子どもたちを育てている親の会「よつばの会」も運営しています。

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今回のリユースの取り組みは、よつばの会の中で、「不登校だから学用品を使っていない」「使える時期が過ぎちゃった」という声があり、ならば学用品を再使用する仕組みができないかと思い立ったことがきっかけだそうです。
大沢さんは、「リユースが根付いて、子どもたちの、物を大切にする気持ちが育てられたらいいなと思います」と話してくださいました。

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使わなくなった学用品を回収するリユースボックスは、
・牟礼小学校
・三水小学校
・飯綱中学校
・メーラプラザ
・町民会館
の5か所に設置されています。

取り扱う学用品は、
・学生服(上下)
・ジャージ(運動着)
・通学カバン
・辞書
・鍵盤ハーモニカ
・算数ボックス
・絵の具セット
・ランドセル
・彫刻刀セット
などです。
*算数ボックスは、足りないパーツだけ欲しいという需要もあるので、中身の単品でも回収OKです。

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町内2つの小学校の運動着は、平成30年の合併・再編時に飯綱中学校と同じ紺色のデザインに統一されました。中学進学で買い替える必要がなくなったのは、ありがたいですね。
飯綱中学校の制服は、男子は学ラン(全国標準型)、女子は紺のセーラー服に白の三角タイです。基本的にリユースは無料譲渡ですが、学生服(上下)だけは有料で、状態によって、Aランク1,000円、Bランク500円となっています。「服はきれいにしてから持ってきてほしいですね」(大沢さん)
受付をしていたスタッフの渡邊良子さんは、「使える物が使われずにあふれているのはもったいないです。再利用は、お財布にやさしいだけでなく環境問題にもつながるので、ぜひ皆さんに来て、見て、知っていただきたいですね。実際にこういったイベントに来てみると、この活動を理解していただけるのではと思います」と話してくれました。

5か所のリユースボックスからの回収、集まったリユース品の状態チェック、アルコール消毒、受け渡し時の対応など、作業はたくさんあります。「リユース応援隊を募集しています。ボランティアで一緒に活動してくれる方、ぜひご連絡ください」(大沢さん)

集まったリユース品の譲渡会は、今回のようなイベント時だけですが、必要な人が必要なときに譲ってもらえるような、常設の仕組みを模索しているということです。集まったリユース品の在庫一覧はFacebookで見ることができます。

目下の課題は、保管場所を確保すること。ボランティアの取り組みなので家賃は払えないのですが、「場所が空いているから使っていいよ」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください!ということです。

学用品リユース実行委員会
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