2020年11月13〜14日と12月4〜5日に飯綱町で行われた、「地域とつながる2日間」というイベントに参加してきました。
”リゾートテレワーク”とは「仕事」と「休暇」をシームレスにする新しい働き方として、近年注目を集めているワーケーションのこと。長野県では、信州ならではの解放感あふれるリゾート地に滞在し、休暇を楽しみながら働くスタイルとして「信州リゾートテレワーク」を推進しています。(信州リゾートテレワークサイトより引用)
この信州リゾートテレワークに参画している飯綱町が、株式会社カンマッセいいづなと協力し、体験会を実施しました。イベントは、新型コロナウィルス感染予防に必要な対策を講じた運営体制のもと行われました。
一般的なワーケーションの体験会というと、リゾート地に外部から人を呼んでコワーキングスペースと宿泊施設を提供するものをイメージしますが、飯綱町のこのイベントのおもしろい点は、リゾートや観光に頼るのではなく、飯綱町ならでは(?)の独自の体験(引き馬体験とりんご農家の体験)をしてもらうというところ。地域の方との交流をメインとしたコンテンツで、テレワークで働きたい方はもちろん、移住を考えている方やソーシャルビジネスに関心のある方にも幅広く対応しています。
まずは、いいづなコネクトEASTに集まって自己紹介から始まりました。
自己紹介(11/13より)
自己紹介(12/4より)
企画した(株)カンマッセいいづなの吉川剛史さん
(株)カンマッセいいづなの土倉武幸社長
個性的なカンマッセのスタッフに負けないくらい、ユニークな参加者の方々とわきあいあいとした自己紹介。両日程共に、とても初対面とは思えないトークの盛り上がりでした。
自己紹介でアイスブレイクしたところで、次はお昼ご飯です。
お昼はいいコネEASTのカフェ、泉が丘喫茶室のランチメニューです。
両日程とも天気が良く、ベランダで食べる方もいました。
12月のときはそれでも少し寒かったですが……。
お昼のあとは、いよいよ引き馬体験です!
まずは、座学で馬に対する知識、マナーなどを学びます。
講師は、自宅でポニーを飼っている阪本千尋さん
サポートは、同じく自宅でポニーを飼い始めた地域おこし協力隊の眞鍋知子さん
馬をスムーズに引くためには、馬のリーダーになることが大切なのだそうです。馬のことをよく観察し、性質を利用して、馬の信頼を得ることができれば、馬はすんなりとついてくるといいます。暴力などで支配するのではなく、馬が自ら選択して行動することが重要なのだそうです。人間同士のコミュニケーションのあり方にも活かせますね。
座学の次は、いよいよ実技です。
「短時間の間にそんな信頼関係などができるのだろうか?」「思ってたより簡単そう!」などさまざまな気持ちを胸に、フィールドを移動します。引き馬体験は、いいづなコネクトEASTの隣の旧赤塩保育園の園庭を利用して行われました。
JOJO
MILLY
馬との相性もあり、なかなかウマく(!)動いてもらえなかったりしますが、何度かやっていくうちに皆さんちゃんとコミュニケーションがとれるようになっていきました。
役職や年齢、性別にかかわらず、最初から上手く引ける人とそうでない人がいるのも、見ていてとても興味深かったです。
最後はみんなで記念写真です!
11月の参加者の皆さん
12月の参加者の皆さん
チャレンジラボに戻って、振り返りをしました
お次は、泉が丘喫茶室のケーキでおやつタイムです。
飯綱町自慢の果物を使ったタルトやケーキは開店当初から評判で、ホールの注文もたくさん入るそうです。
どれも美味しそうで迷ってしまう!
おやつタイムの後は、そのままチャレンジラボで、飯綱町にサテライトオフィスを構えた凸版印刷の方や役場の企画課の方と、まちづくりに関しての意見交換会が行われました。
役場企画課の西澤豊さん(11月)
凸版印刷株式会社ICT KOBO iizunaの丸山裕太さん(11月)
役場企画課の笠井竜介さん(12月)
凸版印刷株式会社ICT KOBO iizunaの増田勝也さん(12月)
最初に、まちづくり会社である株式会社カンマッセいいづなの事業内容の説明、町内の課題などの話があったのち、4つくらいの班に分かれ、飯綱の印象や、もっとこうしたらいいんじゃないか? というようなことについてアイデアを出し合いました。
良いところは、自然、農作物など、環境についてのことがたくさん出ました。改善してほしいことについては、普段の移動手段についての意見が印象に残りました。
ボリューム盛りだくさんな「地域とつながる2日間」1日目はまだ続きます!
真面目な意見交換会の後は、懇親会です。
11月は、いいづなコネクトEASTのコミュニティラウンジで行われました。
12月は、11月に利用したコミュニティラウンジが寒かったため、泉が丘喫茶室内にて行われました。
いいづなコネクトEASTにある、林檎学校醸造所のシードルも振る舞われました。
感染症の予防対策もバッチリです。
夕食は、とちのき食堂のお弁当。長野県の食材を使ったメニューがどれも美味しくて、賑やかな宴となりました。交流会の後は、星空案内人の竹元奈々さんによる星空教室が行われました。
11月のプログラムは、いいづなリゾートスキー場で夜空を見上げながら開催しました。
暗すぎて、この写真のみでした...
12月は、さすがに寒さが厳しくなったので、いいづなコネクトEASTのチャレンジラボで開催しました。ビンゴゲーム形式で行う秋の星座の説明をしていると雲が晴れてきたので、グラウンドに出て星空案内をすることになりました。
星空案内人の竹元奈々さん
みんなで星空を見上げたあと、参加者の方たちは用意したペンションに宿泊しました。
「地域とつながる2日間」の1日目は、こんな感じで終了しました。
盛りだくさんの本企画、レポートは2日目へと続きます。
関連リンク
信州リゾートテレワーク