冷夏と言われつつもなんだかんだで暑かった今年の夏が終わり、秋も深まってきました。
飯綱町では、夏から秋にかけて、地区のお祭りやフェスなどたくさんのイベントが行われ賑やかです。
そんななか、飯綱町の北東にある奈良本地区で、8月21日に「青空みりんかふぇ」というイベントが開催されました。その様子をフォトレポートします。
「青空みりんかふぇ」は飯綱町奈良本地区と千葉県流山市のまちづくりコミュニティmachiminの皆さんとの「価値交換プロジェクト」の一環として行われました。
あまり知られていないのですが、近年流山市は人口が急増して(羨ましい……)、子どもが多く公園などの遊ぶ施設が足りないそうです。
一方、飯綱町の奈良本地区はお年寄りが多く、小学生が一人もいない集落です。
そこに流山の子どもたちを連れて来て、自然や農業体験、集落に住むお年寄りとの交流をして奈良本地区を知ってもらい、地域同士の困り事やリソースを交換して、それぞれの地域が持つ課題の解決や、コミュニティの活性化を目指そうというのが価値交換プロジェクトのねらいです。
青空みりんかふぇは、見通しのいい棚田(休耕地)で行われました。
背丈を越える草が生い茂っていた休耕田んぼをきれいに草刈りして、この通り素敵なスペースになりました。
朝9時ごろから、みんなで準備します。
テントの設営をしたり、昨日準備していたメニューを作ったり。大忙しです。
10時半くらいには準備も完了し、いよいよお客さんをお迎えします。
本日のお品書き。全てフリー(無料)です。
スマイルと麦茶のほかにみんなで考えた、普段捨ててしまう摘果りんごと流山特産の白みりんを使った5品。
しっとりした独特の食感とみりんの上品な甘みが美味しい「みりんクッキー」。
タピオカ風のりんごグミがソーダと合わさって爽快感を醸し出す、「タピオカ風みりんごソーダ」。
グリッシーニの食感と生ハムの塩気に、リンゴジャムの相性がいい「グリッシーニみりんごジャム添え」。また、グリッシーニに「みりんキャラメル」をつけてみると、ジャムよりもみりんの甘さとコクが際立ちます。
見た目も可愛い「ビール風みりんごゼリー」は、りんごの粒が甘ずっぱく、添えてあるみりんの泡は全体をマイルドにまとめる印象です。
お客さんの前で子どもたちが直接メニューの説明をします。
みんな上手く言えるかな?
近所の方たちもちゃんと説明を聞いてくれます。
説明が一通り終わったところで、みんなでいただきます!!
子どもたちが考えた摘果りんごとみりんのメニューを食べて、みんな笑顔になりました。
青空みりんかふぇは大成功に終わりました。
奈良本地区とmachiminの価値交換プロジェクトはこれからも続きます。