トップいいいいいいづなマガジン子どもの歯の健康教室「歯っぴいお誕生教室」

子どもの歯の健康教室「歯っぴいお誕生教室」

「⻭っぴいお誕生教室」は、飯綱町の 1 歳児、2 歳児を対象に行われる⻭科相談と育児相談ができる会です。素敵なネーミングですよね。 町にはちびっこの成⻑を診てもらえる機会が何度かありますが、医師の診察がある回は「健診」、診察がないと「教室」というそうです。今回は、飯綱町の乳幼児健診と教室をご紹介します

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妊婦さんがもらう母子手帳は、自治体によってさまざまです。 飯綱町の母子手帳は、子どもの笑顔がかわいいイラストがついた⻩色のもの。この手帳は、 東京都豊島区や神奈川県厚木市など多くの自治体で採用されているのと同じだそうです。赤ちゃんが生まれてからの成⻑を診る乳幼児健診も、自治体によって実施回数や会場の雰囲気は違うのだとか。赤ちゃんが生まれると、生後約 1 か月で保健婦さんが自宅に来てくれます。この乳児家庭全戶訪問は、 全国ほとんどの市町村で実施されています。保健婦さんが、赤ちゃんの状態を診て体重を測ってくれたり、お母さんの相談にものってくれたりします。

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飯綱町ではこのとき、健康診査、予防接種などの情報や 問診票が一式ファイルされた「すくすくファイル」が手渡されます。健診のつど、書類を探したり整理する手間がなくなるので、うれしい気づかいですね。それから 3 か月健診、6 か月健診、9 か月健診、1 歳 6 か月健診、3 歳健診と続き、ほかに⻭っぴいお誕生教室、おっぱい教室、離乳食講習会など、節目節目で育児相談をしてくれます。医療機関で個別検診という自治体もあるそうですが、 飯綱町の健診、教室はすべて「健康管理センター」で行われるため、あちこちをまわる必要はありません。

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健康管理センターは、飯綱病院に隣接している建物です。昨年駐車場が広くなりました。 センターの裏手には「矢筒城館跡」の石碑があります。山城と居館跡、町屋跡が確認できる中世の遺跡で、縄文時代の遺物も出てきたのだそうです。

 

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……そんな太古のロマンはお構いなしに、ちびっこたちはセンターの広々とした会場で遊んでいます(笑)。

集団健診のいいところは、なんと言っても同じ月齢の子を持つお母さんたちと話ができること!  5〜6 人の親子と健診の度に顔を合わせるので、お母さんにとっても知り合いができる機会になりますよ。保育園や小学校に入るまでは、お母さん同士が知り合う場が少ないので、同じ月齢の子を持つ仲間ができるのは心強いです。保育園・小学校は違っても、 町の中学校は一つなので、中学生になったら同じ学校に通う同級生になりますね。

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保健婦さんも人気キャラクターがついたお揃いのエプロンをしていますよ



 

会場に入ると、あの子どもに人気のキャラクターがたくさん! やはり、この年ごろのちびっ子たちからは、絶大な人気を誇っています。子どもたちは、大好きなキャラクターが見えることで安心するようです。ぬいぐるみのほか、絵本やおもちゃが自由に遊べるように置かれていました。受付順に保健婦さんの問診があり、身体測定の後、歯科衛生士さんから歯のお手入れについて指導があります。ちゃんと聞くことができたら、子ども用歯ブラシがもらえますよ。そろそろ自己主張を始める2歳児ですから、身体測定のために服を脱ぐのが嫌で大泣きしている子もいます。おとなしく身長を測ってもらうと、頭の上から冠が下りてきて……王様になりました!

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2 歳の女の子のお母さんにお話を聞きました。「⻭っぴいお誕生教室や健診に行くと、同じくらいの月齢の子どもたちと定期的に会えて、知った顔だし、お互いに子どもの成⻑を見られるのがいいですよね。日々の育児の不安解消にもつながります」

保健婦さんにも聞いてみました。「教室の最初と最後の2回、問診があるのが良いところではないでしょうか。途中で不安に思ったこと、聞きそびれたことがあれば聞いてもらえるし、具体的な病院や何科に行ったらいいかなどのご案内もできますよ」

「またね〜」と手を振り、子どもの成⻑を確認して、みんな笑顔で帰っていきました。

飯綱町は「子育て応援祝金」(誕生祝金&卒園・卒業等祝金)や、高校卒業まで医療費助成 (福祉医療給付金制度)がもらえるなど、子育て支援がとても充実しています。詳しくは、飯綱町役場に相談してみてくださいね。

 

 

 

 

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