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トップいいいいいいづなマガジン〜飯綱町の歴史を歩く〜 虹色の光の輪が出現?「平出神社」の不思議
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トップライターゆおさん〜飯綱町の歴史を歩く〜 虹色の光の輪が出現?「平出神社」の不思議

〜飯綱町の歴史を歩く〜 虹色の光の輪が出現?「平出神社」の不思議

酷暑もやや和らぎ、夜の虫の声に秋の気配を感じる季節となりました。お出かけもしやすくなり、ウォーキングやドライブをゆっくり楽しみたい!という方も多いのではないでしょうか。

そこでご紹介したいのが、平出神社とその周辺です。

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リンゴや桃の畑が並ぶ県道60号に車を走らせていると、左手側に白い石の鳥居が見えてきます。平出神社です。

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鳥居から上をのぞくと石段が。少し急な階段なので気をつけながら登ってみましょう。

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階段を登りきると、目の前には鮮やかな木立に佇む平出神社の拝殿がありました。

調べてみると、祭神は大穴牟遅命(おおなむちみこと)。別名を大国主命(おおくにぬしのみこと)、大黒さま(大黒天)とも同一視されます。

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地元の方にお話をうかがうと、この平出神社、もともとは平出地区にあった青野神社(あおのじんじゃ)、犬石神社(いぬいしじんじゃ)、明神社(みょうじんしゃ)の三つが合祀されたものだとか。

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神社合祀に基づき、平出神社という一つの神社にすると決まったとき、それぞれの神社の三地域で、拝殿の向きをどうするかで揉めたというエピソードもお聞きすることができました(結局、たまたま仕事で訪れていた庭師の方に決めていただいたそうです)。

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少し変わった本殿。これは明治天皇巡幸の際に使用された奉安殿をそのまま利用したものだそう。毎年9月の第二日曜日には例祭が開かれ、きらびやかな神輿と獅子舞で盛り上がります

 

お話をうかがっていると、この神社から県道を少し下ったところにある庚申塚(こうしんづか)古墳で、地元の方が少し不思議な体験をしたそうです。

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庚申塚古墳

 

早朝に畑仕事をしていると、沢の方から濃い霧が立ち上り、目の前が真っ白に。すると霧の中に自身の影と虹色の輪が映し出されたというのです。

これは、ブロッケン現象と呼ばれるもので、背後から差し込んだ日の光が霧の粒に散乱して、見る人の周囲に虹色の輪を出現させる大気光学現象です。

この地域を研究していた方によると、平出神社に合祀された神社の一つ、青野神社(あおのじんじゃ)は、かつては青野大明神(あおのだいみょうじん)と呼ばれ、400年前はこの地は青野原(あおのはら)と呼ばれていたそうです。

この青“あお”は、昔の言葉では淡“あわ”であり、淡の原、つまり霧が多く発生し、日の光が淡く見える地域であることを指していたのではないかということです。

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また、周辺には三年沢、三途、三尺と“三”のつく地名が多いことから、この不思議な現象を経験した人々が、この地を三途の川(死後の国)や天国に例えていたのかもしれないとか。

めったに出会えない現象ではありますが、タイミングが合えばあなたもこの神秘的な現象に遭遇できるかも…!?

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平出神社の歴史や不思議な現象も趣深いものがありますが、この60号線沿いの景色もまた美しいのです。

春、夏は新緑と遠くに広がる山々、秋には目を奪われるほどの鮮やかな紅葉、冬の早朝には白銀の世界が煌めきます。

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写真家さんはもちろん、きれいな景色を見て癒やされたい方、ドライブや散歩を楽しみたい方は、四季折々に移り変わるこのあたりの風景を味わいながら、歴史ある平出神社に参拝してみるのはいかがでしょうか。

◆平出神社

鎮座地 上水内郡飯綱町大字平出長山1981の2

祭神  大穴牟遅命(おおなむちみこと)

例祭日 9月第2日曜日

由緒  広永の頃、平出に勧請し平出社と号し。甲越戦時の郷、兵出に罹り、社殿焼失、字明神山に移すと口碑に伝え、明治10年社号改称許可、大穴牟遅神社と称す。大正12年5月5日神社合併の主旨に基づき三社を合併して平出神社改称し、境内を大字平出字長山1981番の2号へ新設す。

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