皆さんは、“ご当地マンホール”というものをご存知でしょうか?
発祥は定かではないものの、1980年以降から「下水道のイメージアップや理解を深めること」を目的に、建設省の呼びかけで旧来の定型化されていた蓋からご当地マンホールへの入れ替えが進み、2016年には全国の1割ほどの自治体が使用しているそうです。
近年では、さらなるアピールを目指し「ご当地マンホールカード」なるものも配布されているとか。
そんな、マニアもいるほど密かなブームになっている“ご当地マンホール”。
地元愛にあふれ、オリジナリティや芸術性も高く、見た目もキャッチーなので、とても素敵ですね。全国各地のマンホールを撮りためているファンがいるのもわかる気がします。飯綱町にもないものかと下ばかり向いて探し回ったところ……ありました!
堂々とそびえる飯縄山、左には桃、右にはりんご、そして中心を流れる鳥居川。
どこから見ても飯綱町の“ご当地マンホール”ですね。
下部に控えめに「いいづな」と書いてあるのも憎い演出です。
色がついてないバージョンもあります。
サイズもいろいろ
この飯綱町のマンホール、役場の方に聞いたところ、いつから採用されているのかは、資料が残っていないためわからないそうです。が、下水道を伴う道路工事の記録を見ると、平成10年にはすでに使用されていたのではないか? とのことです。
ちなみに、カラーバージョンの飯綱町マンホールは、アップルミュージアムに展示されていますよ。ほかにも牟礼駅前など、町内でもときどき見つかります。
どこにあるのか、見つけた場所を地図に記録していくのもおもしろそうですね。また、お子さまの自由研究などにいかがでしょうか?
『特設ギャラリー〜ご当地マンホールのある風景〜』
余談ですが、取材でアップルミュージアムを訪れたところ、旧三水村のご当地マンホールも発見しました。
太い線が木版画のようでおしゃれです。
気になったので三水地区を散策したところ、やはりたくさん発見しました。
こちらも役場に問い合わせたのですが、誰のデザインかなど、詳しい経緯などの詳細は資料がなくわからないそうです。
引き続きリサーチを進めていくつもりですが、もしご存知の方は、記事にしますので、こっそり教えてください!笑
※ご当地マンホールを探すときは、交通事故に十分注意して探してください。下ばかり見ていると危険です。
[参考文献] wiki ご当地マンホール