トップライターKAORUさん普光寺西部公会堂の隣の公園で、地域の団らん「雪遊び会」を開催!

普光寺西部公会堂の隣の公園で、地域の団らん「雪遊び会」を開催!

普光寺西部公会堂に隣接する公園から、子どもたちの元気な声が響きます。まだ雪が降り積もる2月11日、普光寺西部では『雪遊び会』を開催しました。雪だるまを作ったり、ソリや雪板で遊んだりする子どもたちのにぎやかな声を聞きながら、公会堂の中では大人たちが談笑しています。それは、大きな大きな家族団らんのようで、地域の絆を深める楽しいひとときでした。

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午後1時過ぎ、子どもたちが公園に集まってきました。
公園の中央に盛られた雪山には、子どもたちが滑りやすいように、いくつかコースが作られています。それぞれ雪板やソリを持って並んで、前の子が滑り終わってコースから出たのを確認したら、次の子がスタート。小さい子もいるので、周りの大人は安全確認とコース整備の係をしながら見守っています。
雪板というのは、サーフィンやスケートボードのように横向きで1枚の板に乗り、雪の上を滑る今注目の雪遊びです。ビンディングやエッジがなく足が固定されていないので手軽で、短いコースでもとてもスリルを感じられるとブームになりつつあります。

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公会堂の大きな窓から、子どもたちが笑顔いっぱいに雪遊びをする様子を眺めながら、大人たちは地域のニュースや近況を語り合い親睦を深めました。
お父さんとお姉ちゃんたちが外で遊んでいる間、公会堂の中でお留守番の1歳になる赤ちゃんは、いろんなおじさんに抱っこされていました。みんなに愛されてスクスク育ってほしいですね。リラックスした雰囲気の中で、楽しいひとときとなりました。

町の集落創生事業で発足した『楽々委員会』では、雪が降り積もる季節に雪遊び会を開催してきました。そんななか、「みんなで食べ物、飲み物を持ち寄ってワイワイ集える機会を作ろう」という声も上がり、今年は“ワイワイ集える機会”を『西部楽座』と名付けて、雪遊び会と同時開催することにしました。

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子どもたちが楽しく遊べるようにと、有志で雪山づくりをしてくれている一人、柄沢実さん(75)にお話を聞きました。
「公園の整備をするようになったのは、何年か前の夏休みに、子どもたちが公会堂の玄関前の砂利のところでラジオ体操をしているのを見たのがきっかけなんだ。聞けば、芝が伸びて朝露で濡れるからこっちでやっているっていうから、じゃあっていうことで仲間と公園の草刈りをしたのが始まり。整備してやるとたくさん子どもが来て遊ぶから、やりがいもあるよ。雪遊び会では雪山が必要っていうんで、除雪機で雪を真ん中に集めてシャベルで整えているんだよ」

楽々委員会の一人、高橋吉人さんは「雪は自由に形を変えられるし、春になったら解けてしまうので失敗しても大丈夫。子どもの発想でつくっていくことで自己肯定感を高めるような遊び場にしていきたいと考えています」と今後の展望を話してくれました。

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子どもたちは外でいっぱい遊んで、少し寒くなると公会堂の中に入ってきてジュースやお菓子をもらい暖まっては、また外へ飛び出していきます。最後は花火をして大喜び! 真っ白な雪が花火の光で赤や黄色に色づいて、夏の花火とはまた違った世界が広がり幻想的でした。

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公会堂横の公園は、ブランコ、滑り台、登り棒などの遊具もあって、雪が解けると広い芝生の広場になります。近所の子どもたちはもちろん、1.2kmほど離れたさみずっ子保育園の園児たちもときどきお散歩にやってきます。
4月になると桜がきれいに咲くこの公園、実は名前がありません。西部楽座では、この公園に名前を付けようということも話題になっていました。人々が集まり、地域の絆を深める場となっているこの名無しの公園に、いったいどんな名前がつけられるのでしょう。みんなの願いや思いがつまった素敵な名前になることでしょう。

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