飯綱町×Tristまるごと移住プロジェクト 全日程8/5~11のうち、わが家は8/8〜11の3泊4日で参加しました。
私は前日までの仕事、子供たちは発表会前の習い事の集中レッスンからの疲れと解放感とはじめての体験への緊張感が混在する中、早朝に千葉を出発しました。
母としてもまず第一の大きなミッション=高速で長野まで移動!初めての母子3人旅の中で実はこれが今回一番ドキドキしていました。早朝+お盆前+トラックいっぱい+分岐点間違えないか…。googleMAPで渋滞を避けながらも結局5時間かかって到着した飯綱町。目の前に広がる傾斜とりんご畑。初めてなのに絵本で見た事のあるような風景に目がくぎ付けになりました。
【初めてその①】〜初めての友だちと過ごす生活〜
顔見知りだけどたまにしか会わない友だち。初めましての友だちの友だちと一緒に過ごした4日間。最初は緊張して距離がつかめず一人でいる事が多かった息子も私を見つけると甘えて傍にいる娘も、到着してすぐ子どもたちだけでおこなうアクテビティに参加することで早い段階でみんなと打ち解けていました。
アクテビティの中の鍛冶体験は、娘は「何をやってるのかわからなかった。でもやってることは楽しかった!」とその時々を楽しみ、息子はアクテビティ全体について「普通。でも同じこと全部また来年もやりたい!」と。初めての関係を持つ人々との交わりが子どもたちにとって最も印象的だったのではないかと感じました。
今回は地元の子どもたちとふれあう事がなかったので、地元の同年代の子どもたちと一緒に過ごせる時間があればまた違った飯綱町を感じられるのでは、と新たな楽しみを抱く事もできました。
【初めてその②】〜働く他のママと過ごす生活〜
飯綱町での生活の中で、子どもたちが大人を呼ぶ時「〇〇ちゃんのママ」ではなく、「▲▲さん」「××さん」といった個人名で呼ぶことも初めての経験でした。
今回、滞在する古民家でそれぞれPCに向かう時間が多少あったものの、ほとんど働いている姿は見ていないのに、「〇〇ちゃんのママ」ではない事がとても新鮮でした。
息子に理由を聞いたところ、「リーダー感がハンパない」とか「行動が素早い」など大人それぞれの印象が。
子どもは子どもの時間、大人は大人の時間を学校以外の場所で過ごすこと、都会ではなくゆっくりと時間が流れる飯綱だからこそ一人一人それぞれが感じる事ができたようです。
【初めてその③】〜昭和に戻ったような生活〜
滞在先の古民家は小さい頃の祖母の家の匂いがしました。木造の柱や梁、畳や襖が私には懐かしく、子どもたちには真新しい光景でした。
熱いお湯は1日に出る量が限られる。コンビニは3-4㎞離れているので移動の際にいつ立ち寄るかを考える。近くの商店は土日が定休。など不便だなぁと感じるものの日常はいかに便利なのかということを知ることも。
不便でいやだな。と思うよりはいかにそこに合わせるかを自然と考える事ができたのは不便さを楽しむことができたからではないかと感じました。
【初めてその④】〜遠く離れた場所でのテレワーク〜
日頃から都心の本社へは月1で出社し、週4でTristまたは在宅でテレワークをしているのでさほど不安感はなかったのですが、飯綱町でのテレワークは本当に何も変わらずに普段どおりの業務を行うことができました。
限られた時間の中での業務でしたが、子どもたちもその時間をアクテビティで過ごしていることで業務に集中できました。
自分の仕事が、様々な地域のレンタルスペースを扱う業態のため、普段WEBサイトの写真上で「貸し出すスペース」として見ているような古民家。そこに実際に滞在し、見慣れない山々と自然が間近に広がるワークセンターでの業務はより身近にシェアエコノミーやテレワークの定着を感じました。
【初めてその⑤】〜飯綱町の人々との出会い〜
流山市から4時間、飯綱町で暮らす同じ働くママたちとふれあう事ができたワークセンターでの交流会や滞在中に開催するママフェスタ、町役場の職員の方々。
みなさん想像以上に身近で近所に住んでいると言っても何も変わらない、フレンドリーで明るい方たちばかりでした。
仕事に対する熱意や様々な想い、子どもの習い事、その送迎の事。普段の私たちと同じ想いが多かったことに驚き、首都圏から離れていても同じ感覚を持って暮らせることにテレワークや移住生活の可能性を感じました。
そして、少しの時間しか一緒に過ごしていないのに関わらず、お祭りやコンビニ、ママフェスタなどで私や子どもたちに何人もの人がとても気さくに楽しく声をかけてくれました。
これが飯綱町のエネルギーのもとであり、また行きたくなる大きな魅力なのではないかと時が経つに連れ強く思うようになりました。
時間が経っても色褪せない光景、また行きたいなと感じる温かさのある飯綱町。
まだまだ知らないことがたくさんありまだまだたくさん知りたい!と親子で共感しています。りんご畑の青いりんごが赤く色づいている季節、一面真っ白な雪の季節などまだ見たことの無い飯綱町にまた訪れたいと思うこの頃です。